「水曜スペシャル」の版間の差分

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[[川口浩 (俳優)|川口浩]]が隊長を務めた[[サバイバル]]企画。南半球のジャングルを中心とした世界各地の秘境に猛獣・UMA・少数民族などを求めて探検する。
 
[[田中信夫]]のダイナミックなナレーションに乗せて娯楽要素を随所に盛り込み、隊員が罠にかかる、蛇に噛まれるなどの過剰な演出による[[やらせ]]を逆手に取った大胆な内容が人気を呼んだ([[モキュメンタリー]]の手法に近い)<ref>川口がピラニアに噛まれるなど、本当に事故が発生したこともある。[[嘉門達夫]]は番組の疑問・矛盾をネタにした曲「ゆけ!ゆけ!川口浩」をヒットさせた。なお、企画のスタートとなった最初の放送では、フィリピンの[[タサダイ族]]を探索しているが、実は放送から4年前に[[フェルディナンド・マルコス]]大統領の命令により、タサダイ族の居住区への立入りが禁止されている。これは後に詐欺事件との疑惑が出ている。</ref>。恐怖シーンや大発見シーンなどでは必ず「ジャーン」と派手な効果音が流された。テーマ曲は映画『[[猿の惑星 (映画)|猿の惑星]]』(初代)や『[[ロッキー (映画)|ロッキー]]』、アメリカのドラマ『[[特別狙撃隊S.W.A.T.]]』や『[[カプリコン・1]]』などのテーマが使われた。ナレーターは[[田中信夫]]が勤め、そのダイナミックなナレーションも展開を盛り上げた。企画は[[1977年]]3月から翌年1月まで3回放送された水曜スペシャルの探検番組がベースとなっている。この時、川口はスタジオパートの司会で登場し、探検隊長は[[西村晃]]、[[宍戸錠]]が務めたが、川口自身が探検隊長になることを希望し、3月15日放送分より'''川口浩探検シリーズ'''がスタートした。
 
シリーズは7年間にわたって続いたが、1985年10月に『[[アフタヌーンショー]]』で発覚したやらせ事件が社会問題となったことと、川口が癌に侵されたことが重なり、同年11月をもって終了した。のちに[[BS-TBS|BS-i]]の『[[ケータイ刑事 銭形シリーズ]]』で「川渕浩探検シリーズ」というパロディ作品もやらせ(犯行)付きで放送されている。2002年以降には『スイスペ!』枠にて[[藤岡弘、]]が隊長を務める「藤岡弘、探検隊シリーズ」が制作された([[#放送内容|後述]]、または[[藤岡弘、#藤岡弘、探検シリーズ|藤岡弘、探検シリーズ]]を参照)。このほか、この企画を元にしたとされる『決死の探検サバイバル ゆけゆけ!川口君』という[[アーケードゲーム]]が出たが、[[肖像権]]等の問題により「山口君」に改題された。