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{{Otheruses|化成品|[[神谷浩史]]の楽曲|ハレゾラ}}
{{複数の問題
| 出典の明記 = 2011年8月3日 (水) 00:48 (UTC)
| 単一の出典 = 2013年11月18日 (月) 10:50 (UTC)
}}
[[ファイル:silica gel.jpg|thumb|粒状のシリカゲル]]
[[image:Desiccator.jpg|thumb|right|300px|ガラス製デシケーターでの使用例。左は真空デシケーター・右は小型のデシケーター。乾燥剤には青色着色シリカゲルを使用している]]
'''シリカゲル'''(silica gel)は、[[メタケイ酸ナトリウム]](Na<sub>2</sub>SiO<sub>3</sub>)の[[水溶液]]を放置することによって生じる酸成分の加水分解で得られるケイ酸ゲルを[[脱水]]・[[乾燥]]した物質。[[組成式]]はSiO<sub>2</sub>・nH<sub>2</sub>O、[[CAS登録番号]]は7631-86-9である。
 
== 概要 ==
多孔質構造([[細孔]]構造)を持ち[[表面積]]が広いため、[[乾燥剤]]や[[触媒]]の担体として利用される。無色半透明であるものの、水分の指示薬として[[塩化コバルト|塩化コバルト(II)]] を添加したものは青(水分吸着力が大)から淡桃色(水分吸着力はほとんどない)を呈している。乾燥剤としてのシリカゲルは、電子レンジあるいはフライパン等の加熱で細孔内部の水分を蒸発させることにより再利用が可能である。
 
A型とB型があり、A型は低湿度でも水分を吸着し、加熱すると水分を放出して、乾燥剤として再生される。B型は高湿度では水分を多く吸着するが、低湿度では水分を放出するという[[珪藻土]]のような性質がある。
担体の製品も製造されている。{{main2|カラムクロマトグラフィー担体のシリカゲル|カラムクロマトグラフィー}}
 
また、カラムクロマトグラフィーの担体としても利用されるが、この場合はケイ酸末端が Si=O ではなく Si(OH)<sub>2</sub> となるように処理されている。疎水性基で化学修飾した逆相担体や化学修飾担体の製品も製造されている。{{main2|カラムクロマトグラフィー担体のシリカゲル|カラムクロマトグラフィー}}
 
吸収されないため全身毒性は無いとされる<ref name="j-poison">{{Cite web|author=|date=2010-07-15