「カトリシズム」の版間の差分

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その一方で、[[正教会]]や[[プロテスタント]]はローマ教会が唱える唯一のカトリックとしての性格を認めていない。例えば、東方正教会は自らをもって「聖なる正統教会」(「カトリック」の言い換え)であると主張し、プロテスタントは所属する教会にではなく正しい福音と聖礼典が行われる全ての教派を包括すると唱える。
 
[[聖公会]]は自己のカトリック性の正統については論じるものの他派のカトリック性には触れない姿勢を採っている。また、ローマ教会(カトリック教会)も他の教派のカトリック性こそは認めないものの、その信徒に関しては洗礼を受けた全てのキリスト教徒を自己の信徒であるとするのが通説である<ref>洗礼は一つだとされている(エフェゾ4:4)5)。デンツィンガー資料集のNo._183,316,319-20,(478)580……</ref>([[宗教改革期]]には、ローマ教皇を奉じない異端および異教徒には神の恩寵の一滴すら落ちることは無いとする神学者の説もあったが、あくまでも過激な主張の1つでしかない)。
 
このため、今日のキリスト教社会においては「カトリック」という言葉が次の5つの意味で用いられることが多い。