「1967-1968シーズンのNBA」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
180行目:
前季ついに連覇記録が途絶え、長期王朝時代に幕を閉じたかのように見えた[[ボストン・セルティックス]]が、僅か1シーズンで王座に復権した。セルティックス王朝の時代はまだ終わっていなかったのである。
 
リーグは3年連続でリーグ首位の勝率を収め、[[ウィルト・チェンバレン]]が2年連続でMVPを獲得し、前季にはセルティックスを破って優勝を果たした[[フィラデルフィア・76ers]]の支配が始まるはずだった。しかしプレーオフでは幾つかの不幸が76ersを襲った。デビジョン準決勝で[[ビリー・カニンガム]]が手首を骨折し以降の試合を全休してしまい、チェンバレンや[[ルーシャス・ジャクソン]]も故障を抱えながらのプレイを強いられた。それでもデビジョン決勝、セルティックスとのシリーズでは3勝1敗で先に王手をかけ、圧倒的優位に立った。ところがここからセルティックスが怒涛の反撃を見せて43連勝を飾り、まさかの大逆転負けを喫してしまったのである。セルティックスはプレーオフで1勝3敗の状態から逆転勝利を飾った最初のチームとなった。
 
ウエスタン・デビジョンではデビジョン勝率1位の[[アトランタ・ホークス|セントルイス・ホークス]]がデビジョン準決勝で敗退してしまい、ファイナルにはセルティックスの永遠のライバルである[[ロサンゼルス・レイカーズ]]が勝ちあがってきた。両デビジョンとも第1シード以外のチームがファイナルに勝ち上がってきたのは[[1953-1954シーズンのNBA|1954年]]以来のことである。ファイナルは4勝2敗でセルティックスが制し、セルティックスは10回目の優勝を果たした。