「潮干狩り」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
Kaizen nagoya (会話 | 投稿記録) |
特筆性にかける項目を削除 |
||
9行目:
[[日本]]での潮干狩りのシーズンは春から[[夏]]が一般的で、[[ゴールデンウィーク]]頃の[[風物詩]]の一つとして全国各地の潮干狩り風景が各種[[メディア]]で伝えられる。[[干潮]]時に潮が引いた浜辺で[[熊手]]等を使って砂の中に潜っている貝を掘り出し、[[バケツ]]や編み込んだ[[袋]]などに集める。潮干狩りで採取する貝は、日本では[[アサリ]]がよく知られるが、他にも[[ハマグリ]]、[[バカガイ]]、[[マテガイ]]、人や地域によっては[[アナジャコ]]等も採取される。料金を徴収する潮干狩り場によっては、人の手で貝を蒔いている所もある。
採った貝は体内に砂を吸い込んでおり、砂を吐かせる必要があるので、持ち帰って調理することが一般的である。なお、一般には潮干狩りとは呼ばないが、[[岩礁海岸]]で[[イシダタミ]]などの[[巻貝]]類を採取するのも春に行われることが多い。いずれにせよこれらは[[初夏]]までの楽しみである。これは、海岸線におけるこのような動物がよく育つのがこの時期に集中するためである。夏以降は海岸の動物は減少する。
潮干狩りは砂浜にしゃがみ込んで貝を掘り当てたり掻き集める姿勢を保たねばならないので、[[潮汐|汐]]の干満に合わせて行なうことが望ましい。具体的には引き潮に合わせて徐々に[[干潟]]となっていく[[砂浜]]を海に向かって追っていき、満ち潮に合わせて陸に戻る。干満の時間帯は地域によって若干異なるので[[潮汐表]]や[[新聞]]などであらかじめ調べ、出発時刻を到着時刻から逆算して行動すると、長時間安心して潮干狩りを楽しむことができる。
18 ⟶ 16行目:
干満の時間帯を気にしなかったり忘れたりすると、満ちてくる海水で衣服が濡れたり、次第に増す水位に気付かず波に飲まれて思わぬ事故を招くことがある。
干潟は一般的に日陰となるものが無く、晴れた日には日射が強い。晴天下での長時間の作業は[[日射病]]や[[熱射病]]になる危険もある。干潟からの照り返しや日焼け予防も考慮に入れて、通気性の良い[[麦わら帽子]]などで対策をし、適度に水分補給をするとよい。逆に寒い日には潮風が吹きつけて陸上より寒く感じられることもあるので、余分に着込むものも必要である。また、割れた[[貝殻]]や[[カキ (貝)|カキ]]、[[ガラス]]の破片などから足を守るために[[長靴]]、ズック靴などを履く事が望ましい。また、念のため靴下も履いておくとよいだろう。[[ビーチサンダル]]、ゴム[[草履]]等は露出が多い上に滑りやすくケガの危険が増す。
日本で潮干狩りを行うには、各[[都道府県]]にて定められた[[漁業調整規則]]を遵守する必要があり、遵守しない場合は[[密漁]]となるので注意が必要である。ほとんどの[[漁業協同組合|漁協]]では[[入漁権]]が設定されており、この入漁権を持たない者は採取することが禁じられている。ただし、レジャー向けに[[漁業協同組合]]などが主催して行う場合は、それらの法に触れることはない。
28 ⟶ 24行目:
== 沖縄の例 ==
[[沖縄県|沖縄]]では旧暦の3月3日に海岸に下りて料理を食べ、潮干狩りをする行事があり、これを[[浜降り]](はまうい)という。これは本来は女性の祭りであり、厄除けの意味があったという。{{要出典範|日本本土における潮干狩りは、現在では純粋に貝を採るだけの行事であるが、これにも本来はそのような意味があった可能性もある|date=2016-2}}。
== 日本以外 ==
|