「早食い・大食い」の版間の差分

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また別の観点では、批判的意見も早食い番組への意見などに見出せ、「[[欲|生理的欲求]]の必要以上に消費すること」への批判も存在し、[[放送倫理・番組向上機構]]の視聴者意見などにも「食べ物を粗末にすべきではない」や「子供がまねて事故を起こしかねない」(または「事故もおきているのに不謹慎だ」など)のような批判も見出される<ref>[http://www.bpo.gr.jp/youth/giji/2008/094.html#04 BPO2008年度議事概要/青少年委員会]など</ref>。なおBPOへの意見では、「食べ物に関する意見」として収集されているところとして、グルメ番組を含め食べ物を扱う番組への批判として、低俗だとするもののほか食べ方の[[マナー]]が悪いなど、食事に関する行儀作法からはずれていると批判も見出される<ref>[http://www.bpo.gr.jp/audience/opinion/2008/200810.html 2008年度視聴者の意見]など</ref>。
 
[[愛知県の中学生の死亡事故]]以後、テレビ東京の「元祖大食い王座決定戦」では「大食いは健康であれ」「早食い厳禁」「食べ物に感謝」の三ヶ条を定めて番組内で説明するようにしているが、実際は
決勝に残った出場者に必ず炎天下で熱々のラーメンを食べさせる(大食いは健康であれに違反)、時間が足りずに敗退する出場者や、不満を口にする選手が多く、食べるのに十分な時間を与えていない(早食い厳禁に違反)、決勝のラーメンはスープを飲まないルール(食べ物に感謝に違反)、梅村鈴や泉拓人などが、番組出場後にブログで摂食障害である事を暴露したり、事前に摂食障害を公表している大畑花蓮などを予選に出場させる(大食いは健康であれに違反)など、死亡事故の教訓がいかされていない。ジャイアント白田は、決勝のラーメンについて「翌日わけがわからんぐらい浮腫んでいた」とし、毎回決まってラーメンを食べさせる同番組を強く批判している。また、そもそも度を越える食物摂取が必要な大食い競争を開催している「元祖!大食い王決定戦」が「大食いは健康であれ」「食べ物に感謝」を定めていること自体矛盾しているという指摘もある。
 
== ナンシー関による大食い番組批評 ==
ナンシー関は、自らを大食いウォッチャーと称する大食いファンであり、テレビ消灯時間の連載で、何度も大食いを取り上げている。ナンシーは「これまでの大食いは、壊れた人の壊れっぷりを競う、際もの的競争だったのに対し、小林尊はいくら食べても格好良く健全にみえる。マイナス×マイナスで高い数値を叩き出すのが従来の大食いならば、小林尊はプラス+プラスでそれを超えてしまった」と小林の大食いを評価した。その後、ジャイアント白田や射手侑大をはじめとした若い世代が次々と登場し、テレビ東京に続きTBSが大食い番組の放送を開始したことで大食いブームを巻き起こした。ナンシーは、大食いブームの流れの中で小林の果たした役割に注目し、「小林尊以前/以後」という区切りを用いたり、「小林以前」を第一世代、「小林以後」を小林世代あるいは第二世代と呼ぶことが多い。また、小林とのトラブルを起こしたテレビ東京「TVチャンピオン全国大食い選手権」に対し、TBS「フードバトルクラブ」の方が面白く、同番組は崖っぷちである、とした。その最大の理由として小林尊の不参加をあげ、「小林不在の場でいくら勝者を決めても小林より強いと思う事は不可能であり、スタンダードはフードバトルクラブに移行した」と発言した。ナンシーは、「感動で終わらせようとするフードバトルクラブ」と「だれが優勝しようとも偉いともうらやましいとも感じないTVチャンピオン」と表現し、一般受けするのはフードバトルクラブだろうと、両番組の人気の差を解説した。ナンシーは「すぐれた大食い番組はすぐれた大食いを集めることでのみ成立する」とするならば、TVチャンピオンが小林を参加させなかったことで、むしろ小林に追いつめられたと表現した。
 
== 日本のフードファイター歴代大食い記録トップ3 ==