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'''トクタミシュ'''
== 生涯 ==
[[チンギス・カン]]を遠祖とするジョチ・ウルスの王族たちのうち、チンギスの長男[[ジョチ]]の十三男{{仮リンク|トカ・テムル|ru|Тука-Тимур}}の子孫。[[13世紀]]の半ばに[[バトゥ]]がジョチ・ウルスを[[中央アジア]]から[[ルーシ]]([[ロシア]])に至る大国家に成長させたとき、トカ・テムルは、[[キプチャク草原]]の東部(現在の[[カザフスタン]])にあたるジョチ・ウルスの左翼に所領を分与されたバトゥの兄
[[14世紀]]半ばにオルダの子孫が断絶した後、左翼のハンに即位したトカ・テムルの子孫のひとり[[オロス]]は、同じトカ・テムルの子孫ながら系統を異にするマンギシュラク([[カスピ海]]東岸)の長官トイ・ホージャと対立し、彼を殺害した。同時代の[[ティムール朝]]や後の[[シャイバーニー朝]]で編纂された諸資料によるとオロスはトカ・テムルの三男ウルン・テムルの長男アジキの玄孫とされ、またトイ・ホージャは同じくウルン・テムルの四男サリチャの曾孫とされる。オロスはバトゥ家とオルダ家が断絶して以来混乱の続くジョチ・ウルスを統合し、ウルスの左右両翼の再編を目指した。トイ・ホージャの遺児トクタミシュは年少のため助命され、のちにオロスと対立して南の[[マー・ワラー・アンナフル]](現在の[[ウズベキスタン]])で権力を確立した[[チャガタイ・ウルス]]系の部将[[ティムール]]のもとに逃亡した。
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== 関連項目 ==
*[[リプカ・タタール人]]
{{デフォルトソート:とくたみしゆ}}
[[Category:ジョチ・ウルスの君主]]
[[Category:14世紀生]]
[[Category:1406年没]]
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