「有限会社 (ドイツ)」の版間の差分

[[ドイツ法]]における'''有限会社'''（ゆうげんがいしゃ、{{lang-de|Gesellschaft mit beschränkter Haftung; '''GmbH'''}}、ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクター・ハフトゥング、ゲーエムベーハー） とは、有限会社法（{{lang|de|Gesetz betreffend die Gesellschaften mit beschränkter Haftung; GmbH-Gesetz; GmbHG}}）に基づく企業組織の一形態であり、有限責任の資本会社（{{lang|de|Kapitalgesellschaft}}）である。[[法人]]であり、[[会社]]（({{lang|de|Handelsgesellschaft}}）)とみなされる。{{lang|de|Gesellschaft}} は「[[組合]]」（[[会社]]を含む）を、{{lang|de|mit beschränkter Haftung}} は「[[有限責任]]の」を意味する。同じ名称を有する法人形態は、ドイツ語圏の[[オーストリア]]や[[スイス]]と[[リヒテンシュタイン]]にも見られる。

[[日本]]の旧[[有限会社|有限会社（YK）]]（2006年5月新会社法施行により廃止）はドイツの有限会社（GmbH）に由来しており、また[[合同会社]]の起源である[[アメリカ合衆国]]の[[LLC]]もこれに影響を受けて設けられたものである。日本では法人格のある私企業はほとんどの場合には[[株式会社 (日本)|株式会社（KK）]]の組織を取るが、ドイツでは大企業でも[[株式会社 (ドイツ)|株式会社（AG）]]ではなく有限会社（GmbH）であることが多い<ref>GmbHは株式の譲渡に公正[[証書]]を必要とするため、株式を公開して自由に譲渡出来るようにするにはAGにする必要がある。 （[http://www.jihk.de/jp/18/44/#anlage デュッセルドルフ日本商工会議所 ドイツにおける現地法人（GmbH）設立の手引きより「有限会社と株式会社との比較」]　）。このため[[公開会社]]は基本的にAGである。</ref>。