「クィーン (映画)」の版間の差分

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『'''クィーン'''』(原題: {{en|'''''The Queen'''''}})は、[[2006年の映画|2006年]]の[[イギリスの映画|イギリス映画]]。[[ダイアナ (プリンセス・オブ・ウェールズ)|ダイアナ元皇太子妃]]の事故死の最中にある当時の[[イギリス王室]]の舞台裏といえるものを描いた作品である。監督は[[スティーヴン・フリアーズ]]、主演は[[ヘレン・ミレン]]。[[エリザベス2世 (イギリス女王)|エリザベス2世]]を演じ、[[ヴェネツィア国際映画祭]]の女優賞を受賞するなどの高い評価を得ている。共演に[[トニー・ブレア]]を演じた[[マイケル・シーン]]など。ちなみにシーンは、フリアーズ監督の過去のテレビ作品でもブレア首相を演じている。またヘレン・ミレンもこの映画に先立ち、テレビミニシリーズ『[[エリザベス1世 〜愛と陰謀の王宮〜]]』で[[エリザベス1世]]も演じている。
 
== 概要 ==
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== キャスト ==
;[[エリザベス2世 (イギリス女王)|エリザベス2世]]: [[ヘレン・ミレン]](吹替:[[倉野章子]])
:イギリスの女王。首相以下全ての人間は彼女の前では「い子」を演じなければならない不文律があり、却って周囲からその心底を斟酌され続ける。国民を信じ、同時に信頼される王室でなければならないとする信念の持ち主。ダイアナの死を報じるマスメディアの動きを一部の人間が扇動した結果だと考えており、大多数の国民は冷静にダイアナの死に接すると考えている。
;[[トニー・ブレア]]: [[マイケル・シーン]](吹替:[[咲野俊介]])
:第73代[[イギリスの首相|イギリス首相]]。世論の動きを正確に把握し、ダイアナの死を自らの人気高揚に利用する。王室のかたくなな態度が国民の王室に対する反感を強めることを危惧しており、時代に即した動きを王室がとるよう願っている。信念の人である女王に接することでストレスを感じる一方、その心情にも理解を示し、また敬意をもっている。環境の変化を楽しめる精神的な若さを備えている。