「第6SS装甲軍」の版間の差分

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===装甲軍の編成===
第6SS装甲軍は[[1944年]][[9月]]に第6装甲軍として編成された。司令官には[[ヨーゼフ・ディートリヒ|ヨーゼフ(ゼップ)・ディートリヒ]]SS上級大将が就任し、装甲軍は[[西部戦線 (第二次世界大戦)|西部戦線]]のB軍集団所属となって「ラインの守り」作戦の準備に入った。だが、装甲軍に所属する4個の[[装甲師団]]の状態は良好では無かった。これらの師団は[[ノルマンディーの戦い]]から[[フランス]]撤退まで戦い続けており、戦力は低下していた。再編成が成されてはいたが、その内容は苦しいものであり、戦車は[[IV号戦車]]と[[V号戦車パンター|パンター戦車]]混成で1個大隊を編成、重戦車大隊や駆逐戦車大隊を師団に編入して2個目の大隊としている状態だった(ドイツの1個装甲師団には連隊所属で2個戦車大隊を編成)また兵の補充も90%行われたとされたが、中には6週間の訓練しか受けていない兵も多く、空軍や海軍から2000名もの“補充”を受けた師団もあった。さらに兵士以上に指揮官の不足も深刻であり、質量共に戦力は高いとは言えなかった。
 
==「ラインの守り」作戦==