「Parts-per表記」の版間の差分

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== 批評 ==
 
[[国際度量衡局]](BIPM)はparts-per表記の使用は認めてはいるが、正式に[[国際単位系]](SI)の一部とはしていない<ref name="BIPM"/>。パーセント(%)も正式にはSIの一部ではないが、BIPMと[[国際標準化機構]](ISO)のどちらも「国際的に認められた記号 %(パーセント)を、SIにおいて数 0.01 を表現するために使用することができる」としている<ref name="BIPM"/><ref>''Quantities and units'' - Part 0: ''General principles'', [[ISO 31-0]]:1992</ref>。 [[国際純粋・応用物理学連合]](IUPAP)は「単位純粋主義者(unit purists)への不快感の継続的な原因は、パーセント・ppm・ppb・pptの継続的な使用である」としている<ref name="IUPAP">Report to the 1999 IUPAP General Assembly: ''[http://www.iupap.org/commissions/interunion/iu14/ga-99.html Report on recent Committee activities on behalf of IUPAP by Brian W Petley September 1998]</ref>。[[#SIと一貫性を持った表現|SIと一貫性を持った表現]]も提案されているが、いまだに、parts-per表記が技術的な分野で広く使われている。
 
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=== 質量分率かモル分率か体積分率か ===
parts-per表記のその他の問題は、それが[[質量分率]]・[[モル分率]]・[[体積分率]]のどれを表しているのかがわからないことである。 kg/kg, mol/mol, m<sup>3</sup>/m<sup>3</sup> のように単位を明示した方が良い<ref>
 
parts-per表記の他の問題は、それが[[質量分率]]・[[モル分率]]・[[体積分率]]のどれを表しているのかがわからないことである。 kg/kg, mol/mol, m<sup>3</sup>/m<sup>3</sup> のように単位を明示した方が良い<ref>
{{Cite journal
| last = [http://www.ecd.bnl.gov/steve/schwartz.html Schwartz] and Warneck
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== SIと一貫性を持った表現 ==
 
下表に、parts-perの代替として使用できるSI対応単位を示す。<span style="color:#006F00;"><u>緑字で下線が引かれた物</u></span>は、BIPMがSIにおいて無次元量の表現にふさわしくないとしている表記であることを示す。
 
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上の表の「SI単位」の列の表記は全て無次元量であることに注意。“1&nbsp;nm/m”(1&nbsp;n<s>m</s>/<s>m</s>&nbsp;= 1&nbsp;nano&nbsp;= 1&nbsp;×&nbsp;10<sup>−9</sup>)の商は1以下の値の純粋な数の[[係数]]である。
 
{{anchors|ウノ}}
==ウノ(uno)==
無次元量をSIのガイドラインに従って表現するのが難しいため、国際純粋・応用物理学連合(IUPAP)は1999年に無次元量の単位としての数値"1"に対し特別の名称「ウノ(uno)」(記号: U)を与えることを提案した<ref name="IUPAP"/>。この単位記号は「不確かさ」の記号"U"と同じであるが、量は[[斜体]]([[イタリック体]])、単位は[[立体活字|立体]]で表されるため混同されることはない。「ウノ」という単位名称およびその記号"U"は、非常に大きな、または非常に小さな無次元量を表現するために、[[SI接頭辞]]と組み合わせて使用することができる