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'''ニコル・アマルフィ'''（ (''Nicol Amarfi''）) は、[[アニメ]]『[[機動戦士ガンダムSEED]]』に登場する架空の人物。[[声優|声の出演]]は[[摩味]]（『[[機動戦士ガンダムSEED#スペシャルエディション3部作|スペシャルエディション]]』シリーズや一部の関連ゲームでは[[朴ロ美|朴璐美]]）。

[[プラント (ガンダムシリーズ)#ザフト|ザフト]]に所属する[[モビルスーツ#『機動戦士ガンダムSEED』シリーズ|MSモビルスーツ]] (MS) パイロットで、エリ[[ラウ・ル・クルートゼ]]の証である赤服を着て率いる[[ラウ・ル・クルーゼ|クルーゼ]]隊の最年少メンバー。エリートの証である赤服を着ている。父親は[[プラント (ガンダムシリーズ)#プラント最高評議会|プラント最高評議会]]に属する国防委員会・武官の一1人である[[機動戦士ガンダムSEEDの登場人物#ユーリ・アマルフィ|ユーリ・アマルフィ]]。戦争を好んでいまなかったいが、[[コズミック・イラ#血のバレンタイン|血のバレンタイン事件]]によってザフトへの参加を志願した。容姿は母親のロミナ似で、少女のような大きな瞳を持ち、気品漂う甘い顔立ちと雰囲気をしている美少年。同隊の[[アスラン・ザラ]]とは特に親しい友人同士。

穏やかな性格をしていであるが、祖国と同胞を守らねばならぬという純粋な義務感から戦争への参加を選んだことが彼自身の口から明かされている。しかといってし、戦闘員としての能力が低い訳わけではなく、アカデミー時代の総合成績は第3位で、1位のアスラン、2位の[[イザーク・ジュール|イザーク]]につ次いでおり、[[ディアッカ・エルスマン|ディアッカ]]や[[機動戦士ガンダムSEEDの登場人物#ラスティ・マッケンジー|ラスティ・マッケンジー]]よりも上位者である。判明している詳細なスコアは、モビルスーツMS・射撃・ナイフ・情報関係は3位、爆弾処理では1位。

また、ピアノ演奏の才能にも秀でており、隊の休暇中にはアスランを自身のリサイタルに招待したこともあった。ゆえに、15歳で成人となるコーディネイターの義勇兵で成るザフトの制度から鑑みるに、単なる趣味やアマチュアの範囲ではない、職業としてのプロ・[[ピアニスト]]だったと思われる。

[[ラウ・ル・クルーゼ|クルーゼ隊]]の一員として[[オーブ連合首長国#ヘリオポリス|ヘリオポリス]]を襲撃し、[[地球連合軍の機動兵器#前期GAT-Xシリーズ|G兵器]]の一5機のうち[[ブリッツガンダム|ブリッツガンダム]]を奪取する。以後はし、そのまま搭乗機としたする。イザークとディアッカは[[コーディネイターとナチュラル|ナチュラル]]に対して非常に尊大であったが、ニコルにはそういった考えはなく、クルーゼには[[地球連合 (ガンダムシリーズ)|地球連合軍]]第8艦隊との交戦中にイザークとディアッカが良い戦いをしているのに対し、ニコルとアスランが甘すぎると言われている。また、イザークとディアッカには臆病者とまで呼ばれていた。

アルテミスでの戦闘において、ニコルのブリッツは[[ミラージュコロイド]]を使った強襲を行い、アルテミス陥落の端緒となったる。[[アークエンジェル (ガンダムシリーズ)|アークエンジェル]]が第8艦隊と合流する前に攻撃を実行しようとした際には、戦闘時間を考えて慎重論を述べていたが、イザークとディアッカにあしらわれてしまう。

地球にへ降下した後、は[[オーブ連合首長国|オーブ]]近海での戦闘にブリッツで出撃し、[[キラ・ヤマト]]の[[ストライクガンダム|ソードストライクガンダム]]を相手に劣勢を強いられていたアスランの[[イージスガンダム|イージス]]を援護しようとしたが、反射的に振られた返し刃ソードストライクのシュベルトゲベールがコクピットを直撃し、て肉体ごと斬り裂かれる。、最期はアスランへの気遣いと「僕の…ピアノ…」という言葉を遺して[[戦死]]する。ニコルの死はアスランとキラの間に決定的な暗い影を落とした。TVアニメ本編、彼らの精神に登場したガンダムパイロット後々までは、最初の死亡者となった影響を及ぼす。

戦いを好まない性格、そして部隊で最年少であるせいか、同僚のイザークやディアッカからはやや侮られていたが、本当はイザークもディアッカ彼らも内心ではニコルを仲間と認めており、彼の死が結果として的に隊の結束を高めることとなった。

* 摩味が渡米により、で一時期休業していた時期に代役を務めた朴璐美も、番組が始まる以前にニコル役のオーディションを受けていた。

* 関連ゲーム『[[スーパーロボット大戦W]]』では、条件を満たせば生き残ってプレイヤー部隊に加入し、キラと友人になる。その際、キラとアスランの間に決定的な溝を作る原因となったもう一1人の人物である[[機動戦士ガンダムSEEDの登場人物#トール・ケーニヒ|トール・ケーニヒ]]も[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズの登場人物#叢雲劾（ムラクモ・ガイ）|叢雲劾]]に助けられて生き残っており、[[機動戦士ガンダムSEEDの登場人物#マルキオ導師|マルキオ導師]]の元で揃って治療を受けていた。この際のトールとの出会いが、ニコルの考えを大きく変えることになった。ちなみに両者のベッドは隣同士る。

* GAT-X207 [[ブリッツガンダム|ブリッツ]]、哨戒ヘリコプターなど。