「マイティ・モーフィン・パワーレンジャー」の版間の差分
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== 概要 ==
パワーレンジャー第1作。1話あたりの制作費が15万ドルという低予算番組であるが、放送開始から5週間ほどでFox Kidsの歴史の中でも最高クラスのヒット番組となる<ref name="MMS">{{Cite book|和書|author = アン・アリスン|translator = [[実川元子]]|title = 菊とポケモン―グローバル化する日本の文化力|year = 2010|publisher = 新潮社|isbn = 978-4105062217|pages = 154 - 170|chapter = パワーレンジャー}}
人気を得た理由として当時のアメリカは目新しい種類の番組であったことと、本作品以前から恐竜、武術、変身ヒーローと言う要素がアメリカの子供に人気を得ていたことが作用したとされる<ref name="MMS"/>。
シーズン2ではグリーンがホワイト(キバレンジャー)に変わった以外はジュウレンジャーのスーツが引き続き使用されており<ref name="uchusen"/>、ダイレンジャーのコスチュームは全く登場しない{{Sfn|戸澤好彦構成|2002|pp = 96|loc = スーパー戦隊コラム05【パワーレンジャー】}}。これは特撮ヒーロー番組の基本が確立されている日本と違い、アメリカでは同じヒーローキャラクターが数十年以上、変化せずに続いている影響とされる{{Sfn|坂本浩一|1996|pp = 201|loc = アメリカで成功する方法}}。東映側は複数の作品を掛け合わせることについて、「それで良い番組ができるならかまわない」と述べている<ref name="figure"/>。
シーズン2からは巨大ロボットの戦闘シーンの流用が中心となり、戦闘シーンのアメリカでの撮影比率が増していった<ref name="figure"/>。流用映像の関係上、一部の話では、戦っているレンジャーとモンスターが同一画面に映らないなど、少々強引な編集が行われた{{Sfn|SFヒーローまぼろしの冒険伝説|2001|p=20 - 27}}。シーズン途中でメンバーが交代するが、これは予定されておらず、突然の出来事だったとされる{{Refnest|group="注釈"|俳優たちの降板の理由はギャラ交渉のもつれとされる<ref>{{Cite web |url=http://www.etonline.com/movies/160868_exclusive_original_red_power_ranger_austin_st_john_returns_to_hollywood_after_20_years/|title=EXCLUSIVE: Original Red Power Ranger Austin St. John Returns to Hollywood After 20 Years|publisher=Entertainment Tonight|accessdate=2015-11-10}}</ref>。}}。物語上でメンバー交代が起きるより前に俳優達は降板しており、その間の話は、代役による後姿などで凌いだ{{Sfn|SFヒーローまぼろしの冒険伝説|2001|p=20 - 27}}。
シーズン3では、巨大戦以外の殆どの戦闘シーンは現地で新撮されることとなった<ref name="uchusen"/>。パワーレンジャーが子供に戻り戦えなくなった代わりにエイリアンレンジャーが闘う第146話から第155話までタイトルが'''マイティ・モーフィン・エイリアンレンジャー'''(''Mighty Morphin Alien Rangers'')に変更された<ref name="S30"/><ref name="uchusen">{{Cite journal|和書|author = インタビュー・秋田英夫|year = 2008|month = 10|title = パワーレンジャー NOW!!|journal = [[宇宙船 (雑誌)|宇宙船]]|volume = Vol.122|page = 95|publisher = [[ホビージャパン]]|isbn=978-4894257726}}</ref>。
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