「共犯」の版間の差分

* [[わいせつ物頒布罪]]:わいせつな文章・図画を頒布等する者(刑法175条前段)と頒布を受ける者(不可罰)
 
== 任意的共犯 ==
任意的共犯とは、条文上単独の行為者を想定して定められている犯罪を、2人以上の行為者によって実現する場合をいう。これは'''広義の共犯'''ともいわれる。
例えば[[殺人罪 (日本)|殺人罪]]や[[窃盗|窃盗罪]]は行為者が単独でも実行できるが、こうした犯罪を複数で実行することが任意的共犯である。
任意的共犯には共同正犯、教唆犯、幇助犯の3種がある。
 
; 共同正犯 :複数の者が共同して犯罪を実行した場合、共犯者の全員が正犯として、別の共犯者の行為やその結果についても責任を負う(一部実行全部責任)こととなる。詳しくは[[共同正犯]]の項目を参照
; 教唆犯 :人をそそのかして「犯罪」を実行させた者をいい、正犯と同じ刑が科される(刑法61条1項)。この教唆犯を教唆した場合を間接教唆と呼び、刑法61条2項により処罰される。さらにこの間接教唆者に教唆する場合を再間接教唆と呼び、これ以降の間接教唆を連鎖教唆と呼ぶ。連鎖教唆については刑法61条1項のような規定がないことからこれを処罰しうるか争いがあるが、判例は処罰を肯定する。
; 幇助犯 :「[[正犯]]」を幇助した者をいう。幇助とは、正犯でない者が正犯の実行を容易にすることをいい、犯罪に使うもの(凶器など)を用意するといった物理的方法はもちろんのこと、正犯者を勇気づけるといった精神的方法でも幇助にあたるとされる。詳しくは[[幇助]]の項目を参照。
 
==正犯と共犯==