「わが教え子、ヒトラー」の版間の差分

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| 画像サイズ =
| 画像解説 =
| 監督 = {{仮リンク|ダニー・レヴィ|de|Dani Levy}}
| 製作総指揮 = バルバラ・ブール<br />アンドレアス・シュトライトミュラー<br />ベッティーナ・ライツ
| 製作 = {{仮リンク|シュテファン・アルント|de|Stefan Arndt}}
| 脚本 = ダニー・レヴィ
| 出演者 = [[ウルリッヒ・ミューエ]]<br />{{仮リンク|ヘルゲ・シュナイダー|de|Helge Schneider}}
| 音楽 = {{仮リンク|ニキ・ライザー|de|Niki Reiser}}
| 撮影 = {{仮リンク|カール・F=フリードリヒ・コシュニック|de|Carl-Friedrich Koschnick}}<br />{{仮リンク|カーステン・ティーレ|de|Carsten Thiele}}
| 編集 = {{仮リンク|ペーター・R・アダム|de|Peter R. Adam}}
| 制作会社 =
| 製作会社 = {{仮リンク|Xフィルム・クリエイティブ・グループ|de|X Filme Creative Pool}}
| 配給 = {{flagicon|Japan}} [[アルバトロス (映画配給会社)|アルバトロス]]
| 公開 = {{flagicon|Germany}} [[2007年]][[1月11日]]<br />{{flagicon|Japan}} [[2008年]][[9月6日]]
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| 次作 =
}}
『'''わが教え子、ヒトラー'''』(わがおしえご、ヒトラー、原題: Mein Führer – Die wirklich wahrste Wahrheit über Adolf Hitler)は、[[アドルフ・ヒトラー]]に演説を指導したポーパウル・デブリエンの手記を下敷きにした[[ドイツ]]の映画作品。
 
== ストーリー ==
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== キャスト ==
* アドルフ・グリュンバウム教授 - [[ウルリッヒ・ミューエ]] / 日本語吹き替え - [[をはり万造]]
* [[アドルフ・ヒトラー]] - {{仮リンク|ヘルゲ・シュナイダー|de|Helge Schneider}} / 日本語吹き替え - [[浦山迅]]
* [[ヨーゼフ・ゲッベルス]] - [[シルヴェスター・グロート]] / 日本語吹き替え - [[金尾哲夫]]
* エルザ・グリュンバウム - {{仮リンク|アドリアーナ・アルタラス|de|Adriana Altaras}} / 日本語吹き替え - [[中村まり子]]
* [[アルベルト・シュペーア]] - {{仮リンク|シュテファン・クルト|de|Stefan Kurt}} / 日本語吹き替え - [[上城龍也]]
* [[ハインリヒ・ヒムラー]] - [[ウルリッヒ・ネーテン|ウルリッヒ・ノエテン]]
* [[ヨハン・ラッテンフーバー]] - {{仮リンク|ランベルト・ハーメル|de|Lambert Hamel}}
* [[マルティン・ボルマン]] - ウド・クロシュヴァルト
* [[エーリヒ・ケンプカ]] - アクセル・ヴェルナー
* [[ハインツ・リンゲ]] - {{仮リンク|ス・ルドルフ|de|Lars Rudolph}}
* [[テオドール・モレル]] - ベルント・シュテーゲマン
* [[エヴァ・ブラウン]] - [[カッチャ・リーマン]]
 
== 製作 ==
[[File:Reichsluftfahrtsministerium.jpg|thumb|250px240px|2006年3月撮影に使用されたドイツ連邦財務省(旧[[ドイツ航空省]]]]
 
[[国家社会主義ドイツ労働者党|ナチス]]からの迫害を避けるためにドイツを亡命した母親を持つ監督のダニー・レヴィは、「ナチスの台頭や[[ホロコースト]]が何故可能な状態となったのか」という問題提起を目的とし、従来のナチスを題材とした映画で描かれている「ナチスへの畏敬や栄光」といった概念を排除するために、本作をコメディー映画として制作している<ref name="factory">{{Cite web |date=2008-09-04 |url=http://www.cinema-factory.net/contents/469_hitler/interview.html|title=ダニー・レヴィ監督 インタビュー|publisher=Cinema Factory|accessdate=2014-09-29}}</ref>。本作ではドイツ人であるパウル・デブリエンに当たる人物がユダヤ人に変更されているが、レヴィはその理由として「映画は現実の幻想であり、歴史をそのまま再構築するのは不可能なので、現実とは別のリアリティを作ろうと思った」と語っている<ref>{{Cite web |date=2008-09-05 |url=http://eiga.com/news/20080905/13/|title=「わが教え子、ヒトラー」の監督が語る、映画のリアリティ|publisher=映画.com|accessdate=2014-09-28}}</ref>。
 
[[2006年]]1月から3月にかけて、[[ポツダム]]の{{仮リンク|ベルリナー・シュトラーゼ|de|Berliner Straße (Filmkulisse)}}や{{仮リンク|スタジオ・バーベルスベルク|de|Studio Babelsberg}}、[[ベルリン]]の[[ドイツ航空省|連邦財務省]]・[[ベルリン大聖堂]]などで撮影が行われた<ref>[http://www.tip-berlin.de/kino-und-film/100-jahre-babelsberg-die-berliner-strasse ''100 Jahre Babelsberg: Die Berliner Straße.''] www.tip-berlin.de, aufgerufen am 27. Februar 2012.</ref>。製作には{{仮リンク|NRWフィルム財団|de|Film- und Medienstiftung NRW}}、{{仮リンク|ドイツ連邦映画協会|de|Filmförderungsanstalt}}、{{仮リンク|メディエンボード ベルリン・ブランデンブルク|de|Medienboard Berlin-Brandenburg}}、{{仮リンク|ヘッセン投資銀行|de|Investitionsbank Hessen}}が出資している。
本作ではドイツ人であるポール・デブリエンに当たる人物がユダヤ人に変更されているが、レヴィはその理由として「映画は現実の幻想であり、歴史をそのまま再構築するのは不可能なので、現実とは別のリアリティを作ろうと思った」と語っている<ref>{{Cite web |date=2008-09-05 |url=http://eiga.com/news/20080905/13/|title=「わが教え子、ヒトラー」の監督が語る、映画のリアリティ|publisher=映画.com|accessdate=2014-09-28}}</ref>。
 
== 評価 ==
本作の公開後、ドイツでは「ヒトラーをコメディーのネタにするべきではない」という批判が起こった<ref>{{Cite web |date=2008-09-05 |url=http://ticket-news.pia.jp/pia/news.do?newsCd=200809020007|title=ヒトラーの人間描写は是か非か? 国民アンケートまで行われた問題作が公開|publisher=チケットぴあ|accessdate=2014-09-29}}</ref>。また、ヒトラーが[[独裁者]]としてではなく、観客の同情を誘う人間的な描かれ方をされていることにも批判の声が挙がった<ref name="factory" />。劇作家{{仮リンク|ロルフ・ホーホフート|de|Rolf Hochhuth}}は、「ヒトラーがユダヤ人かのように描かれ、不可解な歴史改竄が行われている」と批判している<ref>[http://www.spiegel.de/kultur/kino/mein-fuehrer-massive-kritik-an-levys-hitler-satire-a-458676.html ''Massive Kritik an Levys Hitler-Satire.''] Spiegel Online, 9. Januar 2007.</ref>。
 
== 賞歴 ==