「Gゲージ」の版間の差分

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Gゲージと1番ゲージ
1番ゲージとの区別の明確化。
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'''Gゲージ'''は[[鉄道模型]]のうち縮尺と軌間が45mmのもを示す規格呼称ひとつ。Gはドイツ語のGross(大きい)であり、ドイツから盛んになったことを表している。当初は軌間45mm・縮尺1/22.5、2番ゲージのナローゲージとして製品化された。この規格はNEM規格のIImに相当する。後に軌間が45mmながら異なる縮尺の製品も発売されたため、それらを含めて軌間45mmのナローゲージモデル全体を意味する用語としても使われる。
当初、[[標準軌]]の鉄道を3/8インチスケールすなわち1/32サイズで作るものであったが、レーマンが、ヨーロッパのナローゲージの主流のメートルゲージを1/22.5サイズで売り出したところ、好評を博した。大きな模型が室内の小さなスペースで楽しめ、しかも必要とあらば[[庭園鉄道]]として十分な耐候性を持たせた線路部品が用意されていたので、大型模型のシェアを大きく広げるヒット商品となった。
 
当初、[[標準軌]]の鉄道を3/8インチスケールすなわち1/32サイズで作るものであったが、レーマンが、ヨーロッパのナローゲージの主流のメートルゲージを軌間45mm、縮尺1/22.5サイズで売り出したところ、好評を博した。大きな模型が室内の小さなスペースで楽しめ、しかも必要とあらば[[庭園鉄道]]として使用できるよう十分な耐候性を持たせた線路部品が用意されていたので、大型模型のシェアを大きく広げるヒット商品となった。
米国ではナローではなく標準軌の車両を1/32で作る模型が好まれ、かなりの数の機種が模型化された。これらを'''1番ゲージ'''という。
 
一方2000年頃、Gゲージに触発されたアメリカの[[ナローゲージ]]ファンはで主流の3ft(915mm)ゲージの模型を45mmの線路の上を走らせたいので、1/20.3サイズという縮尺法を生み出し、[[た。この規格はFn3]]ゲージと称した。こ全く新しい縮尺であり、標準軌の鉄道車両と並べることを全く考慮していない。2005年現在、米国では1/20.3サイズが最も盛んであり、各種の車両が発売されている
2005年現在、米国では1/20.3サイズが最も盛んであり、各種の車両が発売されている。
 
この他にも1/29(Aスケールと呼ばれる縮尺で規格上は48mm軌間だが実際には45mm軌間を使用する場合が多い)や1/24といった縮尺も使われている。
第二次世界大戦以前、軌間は1-3/4インチ、すなわち44.5mmであったが、現在では44.8mmを直線での基準にしている。小型模型に比べると軌間が広いのでこの差はほとんど無視できる。
 
なお、Gゲージと同じ軌間45mmを使用する規格に[[1番ゲージ]]がある。軌間が同じという事で玩具的にGゲージと一緒に楽しまれる場合もあるようだが、元来は別々の規格である。
 
=日本におけるGゲージ=
日本において現在一般に入手できるGゲージの完成品は海外から輸入される外国製品のみであり、車輛も外国型で楽しむこととなる。一方日本型の車輛を改造・自作するモデラーもいる。日本型のGゲージ車輛にはいくつかの縮尺が用いられているが、その中でも1/24スケールが有力である。
 
[[Category:鉄道模型]]
 
[[en:G scale]]
[[sv:G-skala]]