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'''アルス・スブティリオル'''(Ars subtilior)は、14世紀末から15世紀初頭の[[フランス]]や[[北イタリア]]における、極度に複雑で技巧的な音楽様式。
== 特徴 ==
アルス・スブティリオルとは、「より繊細な技法」を意味する。この語は[[フィリップス・デ・カゼルタ]]の著作とされる''Tractatus de diversis figuris'' における「より繊細な技法 artem magis subtiliter」などの記述に由来しており、ウルスラ・ギュンターによって後期[[アルス・ノーヴァ]]の先鋭的な様式を指す用語として導入された
アルス・スブティリオルは[[ギヨーム・ド・マショー]]の死後にアルス・ノーヴァの様式がより洗練され複雑化したものである。極度に技巧を凝らした[[リズム]]の複雑さは西洋音楽史上でも他に類を見ない
主なジャンルは[[バラード]]、[[ヴィルレー]]、[[ロンドー]]といった世俗歌曲である。
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