「中国における携帯電話」の版間の差分

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[[ファイル:Black-RAZRV3-closed.jpg|thumb|right|200px|外国の会社の端末が人気。2006年発売の[[Motorola RAZR]]は一世を風靡した。(GSM用)]]
[[ファイル:Nokiae71.jpg|thumb|right|200px|[[Nokia E71]]も人気で、さまざまなソフトが[[サードパーティー]]から出ている。(GSM/W-CDMA用)]]
 
 
== 歴史 ==
中国の携帯電話サービスは[[1995年]]に郵電部が[[GSM]]方式により開始し、[[1996年]]に全国網がほぼ完成している。 <ref> [http://baike.baidu.com/view/6250.htm?fr=ala0_1#5 百度百科:中国移動電信の企業大事記] (中国語) </ref> 2000年には中国郵電電信総局(China Telecom)から固定電話会社と携帯電話2社が独立し、2002年には固定電話会社は南北2社に分割された。[[北京オリンピック]]が行われた2008年までは、次の会社から携帯電話サービスが提供されていた。
* 旧[[中国移動通信]](China Mobile):[[GSM]]によるサービス
* 旧[[中国聯合通信]](China Unicom):GSMおよび2002年から始まった[[CDMA]]によるサービス
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==中国の携帯電話産業==
広い国土の中国で携帯電話サービスをするには、携帯電話に関する研究機関、電話網を設置する会社など、多くの機関・企業が関係している。[[無線通信]]は現在、[[中華人民共和国国務院|国務院]]・[[中華人民共和国工業情報化部|工業和信息化部]]の管理下にある。[[3G]]の[[TD-SCDMA]]技術については、もともと郵電部電信科学技術研究院で開発され、現在は[[大唐電信科技]]([[:en:Datang Telecom]])で開発が継続されている。 <ref>[http://baike.baidu.com/view/9800.htm?fr=ala0_1 TD-SCDMA] (中国語)</ref>
 
電話網の設置には携帯電話サービス会社3社以外に、国内、外国会社が多く関係している。
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* [[Google|グーグル]]
** [[中国聯合通信]]向けの[[Android]]搭載端末([[モトローラ]]と[[サムスン電子|サムスン]]から発売)<!--2010年1月発売予定であったが、延期された。 <ref>[http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100120-00000126-reu-bus_all Yahoo!ニュース:.米グーグル、中国での携帯電話販売を延期]</ref>-->
* [[BlackBerry|黒苺]](BlackBerry)
 
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==携帯電話サービスの内容==
携帯電話サービスの内容は各社とも複雑であるが、以下に簡単化して述べる。 <ref> 2010年1月、中国移動通信の大連市西安路店にあった宣伝用資料による。 </ref> '''下記は大連での中国移動通信に関する内容であり、省・市・事業者によってプラン内容が異なっているため必ずしも下記の通りではない。'''「相手からの電話着信は無料」とあるのは、中国では伝統的に発信者と着信者がコストを折半してきており、最近までは着信にもコストがかかった。また、自分にかかってきた電話相手に一般的な呼び出し音ではなく自分の好きな音楽を流す(ドコモの[[メロディコール]]やau([[KDDI]]・[[沖縄セルラー電話]][[連合]])・[[ソフトバンクモバイル|ソフトバンク]]の[[待ちうた]]と同様のサービス)「彩鈴」(ツァイリン)は毎月5元、[[ショートメッセージサービス|SMS]]は「短信」(ドゥアンシン)と呼ばれ1通1角、写真を添付して送るのは「彩信」(ツァイシン)と呼ばれて1通5角である。なお、1元(ユェン)は10角(ジャオ)で、1元は現在約19円。
 
===中国移動通信のサービス内容===
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:「神州行大衆カード実用套餐」は月額20元で、地元(本地)への電話は300分内は毎分2角、300分以上は毎回毎分3角で、相手からの電話受信は無料、相手番号の通知、彩鈴は無料。
:「神州行長途カード」は月額20元で、地元への電話は毎分3角で、国内長距離電話は毎分1.5角で、相手からの電話受信は無料、相手番号の通知、彩鈴は無料。
::「神州行長話カード暢聊套餐」は月額20元で、地元へは08:00~2100〜21:00が毎分3角、21:00~0800〜08:00は毎分2角、国内長距離電話は毎分19角で、相手からの電話受信は無料、相手番号の通知、彩鈴は無料。
; 全球通(GoTone)
:「全球通58套餐精英版」は月額58元で、電話は地元(本地)でも国内長距離でも200分、パケット通信量は10MBまで、彩鈴が無料。現在、地元への電話はさらに30分、パケット通信量はさらに30MBをサービスしている。「全球通88套餐精英版」は月額88元で、400分まで無料など、「全球通128套餐精英版」は月額128元で、700分まで無料など。
; 動感地帯(M-Zone)
:「動感地帯」(ドンガンディダイ、生き生きした場所という意味)は比較的新しい、若者向けのサービスで、月額25元で、SMSは300件まで、パケット通信量は30MBまで無料。電話は地元(本地)へ200分、パケット通信量は10MB、彩鈴が無料。電話は地元向けに08:00~2100〜21:00(月金)が毎分3角、21:00~0800〜08:00(月金)、土・日は毎分2角。他に、学生向けの特別サービス(校内では無料)などもあり、[[インスタントメッセンジャー]]の[[テンセントQQ|QQ]]に携帯電話で参加するのにもよく使われている。
 
以前の「本地通」(月額料金なし)、「神州行」、「全球通」も、すでに契約したユーザーにはサポートしている。
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; 動感地帯網聊套餐G3版
: 利用は毎月25元で、市内の電話は08:00~2100〜21:00が毎分3角、21:00~0800〜08:00は毎分2角、SMSが300件、受信、無料。現在、電話およびテレビ電話が50分、パケット通信量が30MBまで、無料。学生用割引(校園版)料金もある。
; 全球通88套餐G3版など
: 全球通88套餐G3版は、毎月88元で、電話およびテレビ電話が全国へ200分、彩鈴、パケット通信量500MBが無料で、市外での電話料が毎分2角、など。その他、:全球通128、188、228、288、388、588、888套餐G3版(電話およびテレビ電話の無料時間が徐々に増えて、パケット通信量は388套餐以降は1GB)がある。
 
電話以外では、[[ノートパソコン]]に[[USB]]接続して使うデータ通信端末を聯訊が製作したものを販売している。9か月使えて、値段は1300元。上りは384Kbps、下りは2.9Mbpsで、900/1800/2100/2025MHzをサポート。遼寧省で使えて、遼寧省以外では利用料金が高くなる。 <ref> [[ノートパソコン]]にUSB接続して使う3G利用カードについては以下も、2010年1月に大連市青泥窪橋の[[大商グループ]]電脳広場で調査。 </ref>
 
===中国聯合通信のサービス内容===
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- 電話超過は毎分1.5角、パケット通信量超過は毎MBにつき3角、1GB1GB超過した場合、200MB200MBにつき1212元。
 
中国聯合通信の4G自由組合プラン
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すべての携帯端末は[[SIMカード]]を使っているので、SIMカードの入手がすなわち携帯電話サービス会社との契約となる。これには、端末を買ってから、脇にある携帯電話サービス会社のデスクへ行き、携帯会社のサービスから自分に合ったものを選び、身分証またはパスポートを見せて、SIMカード所有権証と一緒に入手する。
 
SIMカードは街中のマガジンスタンドなどでも売られている。旅行者など使い捨てとする場合は、書類への記入などもなく、すぐに手に入るため便利である。本来は身分証明書を持って購入するものであるため、他人の名義で契約されている。そのため長期間継続使用する場合はキャリアの窓口で購入した方がよい。継続使用する場合は、使用開始したあとに銀行やキャリアの窓口で2回ほどそのカードチャージしてからチャージ証明書を持ってキャリアの事務所へ行き手続きをすれば、所有権を自分のものに変更できることもあるが、地区や担当者によっても対応が異なる。キャリアがSIMカードを使用停止にする可能性もある。
 
===支払い方法===