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{{独自研究|date=2008201683月}}
'''ハッピーハードコア'''('''happy hardcore''')は[[ハードコアテクノ]]の[[音楽のジャンル]]の一つ。[[オランダイギリス]]の[[ロッテルダム]]地方都市を発祥の地とする。{{要出典|date=2008年3月}}
これよりトランス系に寄っ発展し、進化しものジャンルを''[[UKハードコア]](UK HARDCORE)''と呼び、現在の主流となっている。
またここから影響を受けたジャンルにトランスコア(Trancecore)、更に派生したフリーフォーム(Freeform)がある。
 
== 特徴概要 ==
[[テンポ]]が速く(一般に160bpm以上)、狂気を通り越して笑えてしまうほどの高速ビートやふざけたリフ、音程を上げた甲高いボーカルサンプルやピアノのバッキングの連打が奏でる「ポジティブ」「ハッピー」な印象は他の様々な音楽ジャンルと一線を画する。'''ハーコー'''、'''ハピハコ'''、'''ハピコア'''、'''ハッピー'''などと略す場合がある。構成は主に4つ打ちとブレイクの配置が一般的だが、[[ドラムンベース]]の[[リズム]]を多用する傾向も認められるため、一貫性は薄い。M1ピアノとサンプリングしたレイヴスタブを多様しており、[[トランス (音楽)|トランス]]などで見られる[[シンセサイザー]]によるメロディラインも大きな特徴の一つである。
[[テンポ]]が非常に速く(一般に160bpm以上)、うるさい程の強烈な[[音楽|サウンド]]が特徴で、元となる[[メロディ]]が、超ハイペースな[[ドラムセット|ドラム]]と共に自在に波形をうねらせて大音量で[[演奏]]される。[[ロッテルダムテクノ]]が起原ではある(下記参照)が、それとは対極的で明るく、[[ポップ・ミュージック|ポップ]]なメロディをのせ、大衆化させたものである。'''ハーコー'''、'''ハピハコ'''、'''ハピコア'''などと略す場合がある。またなぜ日本でハードコアがハーコーとも呼ばれるのかは、日本語と英語の言語としての構造の違いによる。英語での表記ではHARD COREとなりネイティブの発音では、それぞれの二つの単語の末尾のDの子音とRの子音があるが、その発音が日本語には無く、日本人には聞き取りにくい為にハーコー(HACO)と聞こえてしまう。
 
== ==
音楽構成は主に四つ打ち、及びブレイクの配置が一般的だが、[[ドラムンベース]]の[[リズム]]を多用する傾向も認められるため、一貫性は薄い。また、[[トランス (音楽)|トランス]]などで見られる[[シンセサイザー]]によるメロディラインの多用も大きな特徴の一つである。
ハッピーハードコア以前に存在していたハードコアは主にオールドスクール(Oldskool)と呼ばれ、代表的なアーティストはSL2, Prodigy, Hyper-On Experience, DJ Jonny L and Sonz of a Loop da Loop Eraが挙げられる。それらのアーティストと共にMoving Shadow, Reinforced, XLなどのレーベルが一躍有名となり、この時代のレイヴシーンを圧倒し1992年にピークを迎えた。セカンド・サマー・オブ・ラブのあとレイバーたちが急増し、ロンドンとブリストルではこのレイブカルチャーが再編されジャングルが流行し、逆にUKの地方都市(シェフィールド、ドンカスター、ニューカッスル、リヴァプール、マンチェスター、スコットランド、ウェールズ)のオーディエンスはより大きく、より明るく、より楽しいハッピーハードコアを求め膨れ上がった。
 
Slipmatt、Hixxy & Sharkey、Force & Styles、DJ Dougalに代表される[[ディスクジョッキー|DJ]]兼[[プロデューサー]]たちは無数のコンピレーション盤や12インチシングルの制作を推進し、聴衆や批評家たちからある程度の敬意を集めるようになった。
== 来歴 ==
ハッピーハードコアを[[ハードコアテクノ]]の範疇とするか、[[ハウス (音楽)|ハウス]]の範疇とするかは議論を残す部分であり、起源はジャングルや4ビート、[[ロッテルダムテクノ]]である。ハウスの範疇とする説については、本来[[ターンテーブル]]で33回転にて再生すべきハウスの[[レコード]]を45回転で再生させたことが起源である、という事象に基づく。実際にそのような動きがあったかどうかは定かではない。
 
[[レイブ (音楽)|レイヴ]]を特徴づけた同じ要素を持ってはいるが、1980年代末から1990年代初期に[[イギリス]]のレイヴシーンからじわじわ出てきたハッピーハードコアは、とんでもなく速いビートと、同じくらい速い[[シンセサイザー]]、[[ピアノ]]の流れ、変調したボーカルサンプルや、ポジティブなバイブを持っており、多くの聴衆たちはこれを「ヤク漬けのガキ音楽」だと批判した。そういう印象にもかかわらず、Slipmatt、Hixxy & Sharkey、Force & Styles、DJ Dougalに代表される[[ディスクジョッキー|DJ]]兼[[プロデューサー]]たちは無数のコンピレーション盤や12インチシングルの制作を推進し、聴衆や批評家たちからある程度の敬意を集めるようになった。
 
現在は活動の拠点が[[ロンドン]]を中心とした[[イギリス]]に移っており、専門のレーベルやパーティなどが活動を続けている。そのため最近はUKハードコアもしくは単にハードコアと呼ばれることも多い。日本ではURAKENを擁するQ RECORDS(既に活動終了、URAKEN自身は活動を継続)、及びDJ EVILを中心とした動きが[[1990年代]]後半に東京と大阪で同時多発的に発生、現在も活動が続いている。現在UKハードコアは、これまでの要素に[[トランス (音楽)|トランス]]の要素を取り入れたスタイルへと進化しており、ある意味ではより商業的に進化しているとも言える。東京都内では日本でもいち早くUKハードコアを取り入れたDJ CHAMP主催による都内大型店舗でのHAPPY DYNAMITE(終了)や渋谷でのHAPPY JACK等のパーティーでこれらのジャンルが扱われている。またリズム面においては、他ジャンルである[[ハード・ハウス]]や[[ハード・ダンス]]の影響を受けたかの様なはっきりとしたキックドラムに加え、重厚なシンセサイザー音色の裏拍オフビート・ベースを取り入れ、ハイテンポながらもダンス・ミュージックとしての時代適応化と先鋭化に成功している。
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*[[DJ URAKEN|DJ Uraken]]
*DJ CHACHAMP
*DJ Evil
*DJ Horn
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*[[中原龍太郎|Ryu☆]]
*P*Light
* t+pazolite
 
== Labels(海外) ==