「硫酸塩」の版間の差分

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硫酸陰イオンは中心の[[硫黄]]原子とそれを正四面体配置で囲む4つの等価な[[酸素]]原子からなる。この[[分子対称性|対称性]]はメタンの対称性と同一である。硫黄原子の[[酸化数|酸化状態]]は+6であるのに対して、4つの酸素原子はそれぞれ−2の酸化状態にある。硫酸イオンは2価の負電荷を有しており、硫酸水素イオンHSO<sub>4</sub><sup>−</sup>の[[共役酸|共役塩基]]である。硫酸水素イオンは[[硫酸]]H<sub>2</sub>SO<sub>4</sub>の共役塩基である。[[硫酸ジメチル]]といった有機[[硫酸エステル]]は共有結合性化合物であり、硫酸の[[エステル]]である。
 
S-O結合長は149&nbsp;pmであり、S-O単結合から予測されるよりも短い。例えば、硫酸におけるS-OHの結合長は157&nbsp;pmである。硫酸イオンの[[四面体形]]構造は[[VSEPR原子価殻電子対反発則|VSEPR理論]]から予測される。
 
[[ファイル:Sulfate covalent-ionic.svg|thumb|240px|硫酸イオンの2つのモデル。<br />極性共有結合のみを持つ'''1'''; イオン結合を持つ'''2''']]