「財前五郎」の版間の差分

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傲慢で上昇志向が強いが、助教授時代から大学での臨床講義を熱心に行い、[[胃]]の縫合法である「財前式縫合」<ref>噴門癌患者の術後成績では世界トップクラスだと、佐々木庸平の手術翌日の医局抄読会で言及されている</ref>を考案するなど、医学者としても情熱を持っていた。だが、教授になった後、[[里見脩二]]らの忠告に耳を傾けなかったために佐々木庸平を死なせてしまい、結果裁判に巻き込まれる。さらに[[日本学術会議|学術会議]]会員選挙などの雑事に忙殺される中で医局員を票のための手駒扱いし、裏切った者を容赦なく切り捨てるなど次第に人間味を失っていく。さらに、鵜飼を抜いて医学界の頂点に立ってやろうという野心まで抱くようになった<!--具体的にページを示す。--><ref>控訴審判決の2日後、里見のもとを訪れる際の独白に記述あり</ref>が、志半ばでの病により挫折と苦悩、絶望のうちに死を迎えた。
 
{{要出典範囲|date=2014年12月|[[タンホイザー]]序曲([[リヒャルト・ワーグナー|ワーグナー]]作曲)がお気に入りであり}}、鼻歌まじりに手術のイメージトレーニングを行う。原作では良き家庭人としても描写されているが、映像版ではほとんどカットされている
 
名前の由来は「女系家族(映画版)」のプロデューサーであった財前定生から<ref>野上孝子 『山崎豊子先生の素顔』文藝春秋</ref>。
原作では良き家庭人としても描写されているが、映像版ではほとんどカットされている。
 
== 人物 ==