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'''刷版'''(さっぱん)とは、[[印刷物]]の製造工程の中での[[製版]]工程で完成した製版フィルムの画像を[[印刷機]]に掛けて印刷作業に供されるべく、一枚の金属板に転写して[[インキ]]の付着する部分としない部分を区別して製造する工程を指す用語である。
 
[[DTP]]が広まって[[CTP|コンピューター・トゥ・プレート]]が現れるまでは、製版フィルムをPS(P r e S e n s i t i z e d)PS(Presensitized)版という、写真用[[印画紙]]をアルミ板状にした資材品を用いて、真空焼き枠で[[紫外線]]照射によって[[密着焼き]]をして[[現像]][[定着]]させた後で消像剤を使って不要な画像を消し去り、必要とされる残りの画像や白地部分に画像面保護処理を施した後に完成品である刷版は作業スケジュールに沿って次工程に引き渡される、といったオフライン作業が行われる。通常、一色且つ一面(片面)印刷につき1枚の刷版が、両面印刷の際には表面の分と裏面の分の刷版が必要である。
 
また、[[製本]]段階の[[折り]]工程作業や[[綴じ]]工程作業や用紙寸法に合わせて作成された[[折り丁]](面付プラン)等に沿って製版フィルムを面付けするべく、本作業の前に必要とされる準備や考慮しなければならない事前作業は多少なりとも存在する。