「顎口上綱」の版間の差分

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顎は、かつて[[えら]]を支える器官(鰓弓)だったものが発達し、次第に効率的に口を開け閉めして水をえらに運ぶ働きを持つようになったものだと考えられている。こうして口は次第に大きく、幅広くなり、獲物を獲得しやすくなっていった。口を開け閉めするのにさらに力が必要になり、ついには顎になったと考えられている。
 
[[板皮類]]は鋭い骨盤を歯の代わりに使う。最近の研究によって、板皮類の顎はその他の顎口上綱の生物のものとは別個に進化してきたことが示唆されている。[[ダンクステス]]などは[[下顎]]だけではなく[[上顎]]も動かすことができたため、口を大きく開けることができた<ref>[[川崎悟 (生物学)|川崎悟]]、「絶滅したふしぎな巨大生物」、[[株式会社PHP研究所]]、2011年、p39</ref>。
 
顎口上綱の生物のもう一つの大きな特徴は[[ニューロン]]の[[髄鞘]]と適応的[[免疫]]システムである。
 
顎口上綱は[[オルドビス紀]]に初めて登場し、[[デボン紀]]には一般的になった。現在では[[円口類]]<ref>[[ヤツメウナギ類]]、[[ヌタウナギ類]]がこれに含まれる。</ref>を除くすべての脊椎動物を占めている。[[File:Dunkleosteus skull front.JPG|thumb|[[ダンクステス]]の[[頭骨]]]]
==出典・脚注==
<references />