「元禄小判」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
m →‎略史: リンク追加
RJANKA (会話 | 投稿記録)
60行目:
 
雑分は[[銅]]、[[鉛]]などである。
このような銀含有量の多い合金は青みを帯びた淡黄色を呈するため、表面を[[金色]]に見せる、色揚げが行われた。すなわち、小判に[[食塩]]、[[焔硝]]([[硝酸カリウム]])、[[緑礬]]([[硫酸鉄(II) |硫酸鉄]])、[[胆礬|丹礬]]([[硫酸銅]])および薫陸を梅酢で溶いた物を小判に塗り、炭火で焙ることを繰り返す操作であった。これは硫酸鉄などの高温における[[加水分解]]で生じた[[硫酸]]の作用で生成した[[塩酸]]および[[硝酸]]が金属に作用し、表面に[[塩化銀]]を生成させて銀を除去するという[[イオン化傾向]]、および合金固相中における[[拡散]]を巧妙に利用した技術であった{{要出典|date=2016年3月24日 (木) 14:16 (UTC)]]
 
== 元禄金の鋳造量 ==