「カルニチン」の版間の差分

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== <small>L</small>-カルニチンの摂取 ==
体内には約20gのカルニチンがほとんど筋肉細胞に存在する。1日のカルニチン生合成推定量は10~20mgであり、大部分は肉食により補給される。ただし、「健康な小児および成人は、1日に必要なカルニチンを肝臓および腎臓でアミノ酸のリジンとメチオニンにより十分な量を合成するため、食物やサプリメントから摂取する必要はない」<ref name="ncgg">[http://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/overseas/c03/02.html カルニチン-海外の情報-医療関係者の方へ] -「統合医療」情報発信サイト 厚生労働省 「統合医療」に係る情報発信等推進事業</ref>という報告もあり必須栄養素とはみなされず、摂取基準量などは設定されていない。
 
「<small>L</small>-カルニチンはアミノ酸の <small>L</small>-[[リシン|リジン]]と <small>L</small>-[[メチオニン]]から[[生合成]]されるので、成長期あるいは出産期以外には特に補給する必要はない」という意見もあるが、上述の通り生合成量はわずかであり、主に食事により摂取されるものが大部分である。一方、「腎臓はカルニチンを効率的に保持するため、摂取した食事のカルニチン含有量が低くても、体内のカルニチン量にはほとんど影響しない。」とする報告もある<ref>http://www.ejim. name="ncgg.go.jp" /pro/overseas/c03/02.html</ref>。L-カルニチンはビタミンではないものの、conditional nutrientとして[[コリン (栄養素)|コリン]]、[[イノシトール]]や[[タウリン]]などとともに重要な栄養素として位置づけられている<ref>[http://www.fsai.ie/uploadedFiles/Legislation/FSAI_-_Legislation/2009/10_October09/Reg953_2009.pdf Official Journal of the European Union COMMISION REGULATION (EC) No 953/2009 of 13 October 2009 on substances that may be added for specific nutritional purposes in foods for particular nutritional uses, ANNEX Category 4. Carnitine and taurine] - Official Journal of the European Union</ref>。利用しやすい食材の中では、ヒツジ肉や牛肉など赤身の肉に比較的豊富に含まれる。[[カツオ]]肉に多く含まれるという記載がまれに見られるが、一般的には魚類には赤身肉類と比べると含まれる量は少なく、またカツオ肉に含まれることを示した結果は見当たらない。
 
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|+ 食材中のL-カルニチン(総カルニチン=遊離+酸可溶解性)含有量<ref>[http://www.nakashima-foundation.org/kieikai/pdf/18/13.pdf 各種食肉に含まれるL-カルニチン含有量とその変動要因]{{deadlink|date=2016年3月}} - 実践女子大学生活科学部紀要第46号, 9~13, 2009(.pdf)</ref>
! 食材 !! mg/kg
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{| class="wikitable"
|+ 食材中のカルニチン含有量<ref>[http://www.aussielamb.jp/b2c/lamb/standard/carnitine.html? カルニチン|みんなの新定番【オージー・ビーフ&ラム公式サイト】]{{deadlink|date=2016年3月}}</ref>
! 食材 !! mg/kg
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