「東武1720系電車」の版間の差分

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全[[動力車|電動車]]方式の6両固定[[編成 (鉄道)|編成]]で、[[鉄道の車両番号|車両番号]]は第1編成は1721 - 1726・第2編成は1731 - 1736・・・と付番され、[[浅草駅|浅草]]方が17○1・[[東武日光駅|東武日光]]方が17○6となっている。一方、旅客案内上の号車番号は逆に東武日光方が1号車で浅草方が6号車である。
 
前後の端部の造形デザインは、日本の車両ではいわゆる「こだま型」([[国鉄181系電車]]の記事を参照)に代表される[[ボンネット]]に似たノーズの伸びた形状だが、左右両側に航空機の双垂直尾翼にも似た細長い箱が付き、そこに灯火類が収容されている形態は、鉄道車両での類例の少なさから、斬新とも言えるスタイルである。当時の乗用車で流行であった[[テールフィン]]の造形を取り入れたものとも言われる(しかし、本車のデビューの頃を最後に、乗用車の造形デザインでは急速に陳腐化とみなされた上リバイバルも見られない造形でもあり、後年には後述する「古い車両を使い続けている」という印象にもつながったと思われる)。なお、類似として[[日産・セドリック]](初代30型系・前期車)が言及されることもあるが、同車の発売1960年4月に対し、東武が1720系をメーカーに発注したのが1960年1月(同年9月落成)であり、直接の関連は薄いと思われる。
前面形状は[[ボンネット]][[インダストリアルデザイン|スタイル]]であり<ref>デザインの類似性から[[日産・セドリック]](初代30型系・前期車)をモデルにしたとされるが、セドリックの発売が1960年4月に対し、東武が1720系をメーカーに発注したのが1960年1月(同年9月落成)である事から、偶然の結果であろうと思われる。</ref>、[[国鉄181系電車|国鉄151系電車]]より大型の[[方向幕#ヘッドマーク|ヘッドマーク]]を装備する。このヘッドマークは電動式ではなく、手で差し替える方式を採用している。
 
またボンネット先端の、こだま型より大型の[[方向幕#ヘッドマーク|ヘッドマーク]]は、電動式ではなくサボ(手で差し替える)式である。
 
側面には当時の国鉄[[グリーン車|1等車]]と同様に座席毎の固定窓が並ぶ。塗色は伝統の渋いツートンだが、塗り分けは国鉄特急形に準じている。