「閉塞 (鉄道)」の版間の差分

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スタフ閉塞式とは、1つの閉塞区間(通常は駅間)で1つのみの通票('''[[#スタフ|スタフ]]''')を使用し、その通票を持っていない列車は出発しないと定めることにより閉塞を実現する方式である。国鉄時代には'''通票式'''と呼ばれていた。
 
スタフ閉塞式は、使用する設備がスタフだけであり、簡単に運用ができる。しかし、列車を発車させると、スタフが戻ってくるまで次の列車を発車させることができず、[[ダイヤグラム|ダイヤ]]の編成に制限ができるという問題がある。このため、主に交換駅のない[[単線]]行き止まりの路線に用いられている。かつては[[#代用閉塞方式|代用閉塞]]の一種とされていたため、ローカル線では特認で常用されていた。1965年に正式に常用閉塞の一つとされた。スタフ扱いを行う駅は基本的に閉塞区間の起点の1駅のみである。2016年03月現在、JRの旅客線で運用されているのは、JR北海道の[[留萌本線]]([[留萌駅]] - [[増毛駅]])(2016年度末廃止予定)・[[札沼線]]([[石狩月形駅]] - [[新十津川駅]])とJR東海の[[名松線]]([[家城駅]] - [[伊勢奥津駅]])、JR西日本の[[越美北線]]([[越前大野駅]] - [[九頭竜湖駅]])のみである。地方鉄道では、[[大井川鐵道]][[大井川鐵道大井川本線|大井川本線]]([[金谷駅]] - [[新金谷駅]])、[[銚子電気鉄道線]]([[笠上黒生駅]] - [[外川駅]])、[[由利高原鉄道]][[由利高原鉄道鳥海山ろく線|鳥海山ろく線]]([[羽後本荘駅]] - [[前郷駅]])で使用されており、後者では、前郷駅を境に閉塞方式の違うため、上下列車の交換の際には、[[矢島駅]]から来た上り列車と羽後本荘駅から来た下り列車との間でタブレットとスタフの交換を行なっている。
 
===== 併用軌道区間でのスタフ閉塞 =====