「赤穂線」の版間の差分

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{{画像改訂依頼|225系の赤穂線区間で撮影した写真|date=2011年4月|cat=鉄道}}
 
{{Infobox 鉄道路線
|路線名 = [[File:JR logo (west).svg|35px|link=西日本旅客鉄道]] 赤穂線
|路線色 = #0072bc
|路線色2 = #f36f16369
|画像 = Nishi-Aioi Sta Platform 223srapid.jpg
|画像サイズ =
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|駅数 = 20駅(貨物駅含む)
|路線記号 = {{JR西路線記号|K|A}}(相生 - 播州赤穂間)<br / >{{JR西路線記号|O|N}}(寒河 - 岡山間)
|開業 = {{Start date|[[1951|年]][[12|12|df=y}}日]]
|全通 = {{Start date|[[1962|09|01|df=y}}年]][[9月1日]]
|廃止 =
|所有者 = [[File:Japanese National Railway logo.svg|40px]] [[日本国有鉄道]]→<br />[[File:JR logo (west).svg|25px]][[西日本旅客鉄道]](第一種)
|運営者 = [[File:JR logo (west).svg|25px]]西日本旅客鉄道(第一種)<br />[[File:JR logo (freight).svg|25px]][[日本貨物鉄道]](第二種)
|使用車両 = [[#使用車両|使用車両]]を参照
|路線距離 = 57.4 [[キロメートル|km]]
|軌間 = {{RailGauge1,067 [[ミリメートル|1067mm|lk=on}}mm]]
|線路数 = 全線[[単線]]
|電化方式 = [[直流電化|直流]]1,500 [[ボルト (単位)|V]] [[架空電車線方式]]
|最高速度 = {{convert|95 [[キロメートル毎時|kph|mph|lk=on|abbr=on}}km/h]]
|路線図 =
}}
 
'''赤穂線'''(あこうせん)は、[[兵庫県]][[相生市]]の[[相生駅 (兵庫県)|相生駅]]と[[岡山県]][[岡山市]][[中区 (岡山市)|中区]]の[[東岡山駅]]の間を[[瀬戸内海]]に沿って結ぶ[[西日本旅客鉄道]](JR西日本)の[[鉄道路線]]([[地方交通線]])である。
 
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起点の相生駅、終点の東岡山駅の両端で[[山陽本線]]に接続している。山側を走る山陽本線に対して当路線は海岸近くを走るが、実際に車窓から海が見える箇所は非常に少なく、日生駅で最も海が近くに見える。山陽本線が複線で[[特別急行列車|特急列車]]や[[貨物列車]]が走行するのに対し、当路線は全線[[単線]]の[[ローカル線]]となっている。このうち相生駅 - [[播州赤穂駅]]間が[[旅客営業規則]]の定める「[[大都市近郊区間 (JR)|大阪近郊区間]]」およびJR西日本の[[アーバンネットワーク]]に含まれ、[[京都市|京都]]・[[大阪市|大阪]]・[[神戸市|神戸]]方面から[[新快速]]などが播州赤穂駅まで乗り入れる。
 
相生駅 - 備前福河駅間はJR西日本[[西日本旅客鉄道近畿統括本部|近畿統括本部]]、寒河駅 - 東岡山駅間は同社[[西日本旅客鉄道岡山支社|岡山支社]]が管轄している。[[日本の鉄道ラインカラー一覧|ラインカラー]]は岡山支社のみ黄色({{Color|#fc0|■}})を独自で設定していたが、2014年度から[[駅ナンバリング|路線記号]]の導入に合わせて相生駅 - 播州赤穂駅間でもJR西日本としての公式なラインカラーが設定されることになり、ラインカラーと路線記号として、相生駅 - 播州赤穂駅間に'''青'''({{Color|#0072bc|■}})''' A '''が設定され、2015年3月のダイヤ改正より本格使用を開始した<ref name="raifjp20150316">[http://railf.jp/news/2015/03/16/153000.html JR西日本で路線記号の本格使用が始まる] - 『鉄道ファン』交友社 railf.jp鉄道ニュース、2014年3月15日。</ref>。同改正以降、[[西日本旅客鉄道神戸支社|神戸支社]]管内の一部の駅(主に加古川駅以西)では、駅掲示時刻表ならびに停車駅表に限り、路線記号対象外である播州赤穂駅 - 東岡山駅間も岡山支社側に合わせて黄色で表記するようになった<ref>該当駅では山陽本線の上郡駅以西に対しても、同様に緑色で表記するようになった。</ref>。2016年春からは岡山支社でも路線記号と新たなラインカラーが導入され、寒河駅 - 岡山駅間に対して'''赤色'''({{color|#f36f16369|■}})''' N '''<!-- 注:桃色は吉備線-->のラインカラー・路線記号が設定される<ref name="westjr20150917">[http://www.westjr.co.jp/press/article/2015/09/page_7661.html 岡山・福山エリアの主な路線に「路線記号」「ラインカラー」を導入します] - 西日本旅客鉄道、2015年9月17日</ref>。
 
一部の区間では[[ICカード|IC]][[乗車カード]]「[[ICOCA]]」を利用することができ、相生駅 - 播州赤穂駅間は近畿圏エリアに<ref>[http://www.jr-odekake.net/icoca/area/map/kinki.html ご利用可能エリア 近畿圏エリア|ICOCA:JRおでかけネット] - 西日本旅客鉄道</ref>、長船駅 - 東岡山駅間は岡山・広島エリアの岡山・福山地区に含まれている<ref>[http://www.jr-odekake.net/icoca/area/map/okayama.html ご利用可能エリア 岡山・広島エリア|ICOCA|ICOCA:JRおでかけネット] - 西日本旅客鉄道</ref>。ただし播州赤穂駅 - 長船駅間を跨っての利用はできない。
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[[2013年]](平成25年)[[3月16日]]のダイヤ改正をもって、播州赤穂駅を境に運転系統が完全に分断され、全線を通して運転される定期列車はなくなっている。ただし、全列車が他線区に[[直通運転]]するため、赤穂線のみを走る定期列車は設定されていない。
{| class="wikitable" style="font-size:85%; text-align:center;"
|+日中1時間あたりの運転本数<br />(2011(2016年3月1226日現在)
!colspan="2"|種別\駅名
!style="width:1em;"|相生
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!style="width:1em;"|東岡山
|-
|新快速rowspan="3"|普通||colspan="4" style="background-color:#cdfccc;"|12本 ||colspan="6"|&nbsp;
|-
|colspan="4"|&nbsp; ||colspan="6" style="background-color:#ccc;"|1本
|-
|普通||colspan="7" style="background-color:#ccc"|1本&nbsp; ||colspan="3" style="background-color:#ccc"|21
|}
 
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山陽本線・東海道本線([[JR神戸線]]・[[JR京都線]]・[[琵琶湖線]])の[[姫路駅|姫路]]・神戸・大阪・京都・[[米原駅|米原]]方面などと直通運転する新快速・普通(JR神戸線・JR京都線区間の[[西明石駅]] - 大阪駅 - 高槻駅間は[[快速列車|快速]])が運転されている。
 
日中時間帯は新快速と姫路駅 - 播州赤穂駅間を運行する普通がそれぞれ1時間あたり1本の計2本が運行されている。朝ラッシュ時の上り播州赤穂発と夕方の下り播州赤穂行きは新快速のみである。新快速は赤穂線内を含む姫路駅 - 播州赤穂駅間は各駅に停車するが、種別表示は新快速のままである。新快速の赤穂線直通運転は朝夕のみだったが[[2005年]][[3月1日]]から[[2016年]]3月25日まで日中にも行われ、姫路駅 - 播州赤穂駅間の普通と交互に1時間あたり1本ずつ運行されるようになっていた。
<!--2016年3月25日まで、播州赤穂駅の平日朝5時台の上り始発は時刻表上では近江塩津行きであったが、実際には米原行きである<ref>「時刻表上は近江塩津行きだが、実際には米原行き」(=時刻表上設定されている全区間を直通しない)となる理由は、相生駅 - 米原駅(あるいは[[湖西線]][[近江今津駅]])間では12両編成での運転が可能ではあるものの、播州赤穂駅 - 相生駅間・湖西線近江今津駅 - [[永原駅]]間・北陸本線米原駅 - [[長浜駅]]間では最大でも8両編成、さらに湖西線永原駅 - [[近江塩津駅]]間と北陸本線長浜駅 - [[敦賀駅]]間では最大でも4両編成までしかそれぞれ停車できず、それぞれのホーム[[有効長]]に差異があることから、途中の駅での[[増解結|増解結作業]]が必要となるためである。</ref>。このような事例は当該列車のほかにも、一例として主に[[北陸本線]] - 網干駅以西の山陽本線、さらには赤穂線間を直通運転する新快速を中心にいくつか存在する。-->
以前は朝に[[備前片上駅|備前片上]]発米原行きと夕方に大阪発備前片上行きの快速(大阪発は[[須磨駅]]・[[垂水駅]]・[[舞子駅]]は通過)が1日1本ずつ設定されていたが、[[2000年]][[3月11日]]のダイヤ改正で廃止された。最大8両編成で運転されるが、時間帯によっては4両編成の列車もある。
 
毎年秋には、赤穂市内小学校連合の[[修学旅行列車]]が運転されている。以前は[[国鉄165系電車|165系・167系]]12両編成が使用されたが、最近は[[国鉄117系電車|117系]]12両編成が使用されている([[2004年]]の修学旅行臨には[[JR西日本221系電車|221系]]の8両編成、また[[2007年]]の修学旅行臨には[[JR西日本223系電車|223系2000番台]]の8両編成が使用されていた)。なお、[[西相生駅]]・[[坂越駅]]ではホームが8両分の長さしかないため、後方4両が[[ドアカット|ドア締切扱い]]となっている。
 
==== 播州赤穂駅 - 東岡山駅間 ====
すべての列車が山陽本線の[[岡山駅]]まで直通運転しているが、20152016年3月1426日ダイヤ改正時点では、さらに岡山駅を越えて山陽本線[[倉敷駅]]・[[福山駅]]・[[糸崎駅]]・[[三原駅]]発着列車、[[伯備線]][[備中高梁駅]]・[[新見駅]]発着列車、[[新郷駅 (岡山県)|新郷]]発(平日・土曜日のみ。日曜日・祝日は新見発)列車、[[瀬戸大橋線]][[児島駅|児島]]行きが設定されている。
 
日中は岡山方面から播州赤穂駅折り返し列車と[[長船駅]]折り返し列車が交互に運行されており、1時間あたり岡山駅 - 長船駅間で2本、長船駅 - 播州赤穂駅間で1本の運行となっている。朝晩には[[日生駅]]・備前片上駅や[[西大寺駅]]を始発・終着駅とする列車もあり、日生駅・備前片上駅で[[夜間滞泊]]する列車がある。2004年10月16日のダイヤ改正からは、一部の列車で[[ワンマン運転]]が行われている。朝4.5往復(うち2往復は長船発着)と夜の日生行きは6両、ワンマン列車は2両、それ以外は3・4両編成での運転である。