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[[ファイル:20040906yunankama.jpg|230px|thumb|中国[[雲南省]]の窯業。[[粘土瓦]]を生産する。乾燥させた後、窯で焼きあげた円筒状の焼き物を二分して瓦にする。]]
'''窯業'''(ようぎょう)は、[[粘土]]、[[ケイ砂]]、[[石灰岩]]などからの[[非金属]]原料を高熱処理して、[[陶磁器]]、[[瓦]]、[[ガラス]]、[[セメント]]など[[非金属セラミックス]]原料を高熱処理して作る(セラミック、窯業製品と呼ぶ。)を製造する[[工業]]<ref>[https://kotobank.jp/word/%E7%AA%AF%E6%A5%AD-145615 「世界大百科事典 第2版、大辞林 第三版」]</ref>。[[窯]](かま)を使用するため、'''窯業'''と呼ばれる。窯の燃料は、伝統的には[[薪]][[炭]]、[[石炭]]であったが、近年では[[石油]]を使用するボイラーや[[電気]]窯が普及している。
 
古代では[[草葺]]、[[茅葺]]であった家屋の[[屋根]]がほとんどであったが、中世からは貴族、武士、僧侶の一部で、[[粘土瓦]]を使用した屋根が普及し始めた。[[磁器]]や[[クリスタルガラス]]の生産が可能になると、調度品として高く評価され、美術品としての価値を生むようにもなった。[[陶工]]、[[陶芸家]]という職業も社会的地位を確立した。美術品ないし工芸品としては、 [[七宝焼き|七宝]]や[[ガラス]]も同様である。ただし、現在の[[開発途上国]]の小規模な伝統的窯業にあっては、[[陶器]]などの調度品、食器とならんで、建築のための[[瓦]]の生産量が多い。