「渡辺宙明」の版間の差分

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[[愛知県]][[名古屋市]]出身。愛知県立明倫中学校(現・[[愛知県立明和高等学校]])、[[第八高等学校]]理科、[[東京大学]][[文学部]][[心理学]]科卒。東大在学中より[[團伊玖磨]]に、大学院在籍中より[[諸井三郎]]に師事<ref name="mc1">{{Cite web|url=http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/12/29/watanabe/index.html|title=【インタビュー】『マジンガーZ』や『人造人間キカイダー』を手がけたアニメ・特撮音楽の巨匠・渡辺宙明氏 - 宙明サウンドの秘密に迫る! (1) 宙明サウンドの秘密 | ホビー | マイコミジャーナル|publisher=[[マイコミジャーナル]]|accessdate=2011-08-03}}</ref>。その後名古屋市へ帰郷し、[[CBCラジオ|中部日本放送]]の[[ラジオドラマ]]の音楽を手がけ<ref name="mc1" />、作曲家としての活動を始める<ref name="uc1">『[[題名のない音楽会]]』2011年7月31日</ref>。
 
後に再上京し、[[1956年]]に『[[人形佐七捕物帳]] 妖艶六死美人』([[新東宝]])で初めて[[映画音楽]]を手がける<ref name="mc1" />。[[1950年代]]後半から[[1960年代]]にかけては、新東宝の作品を出発点に多数の映画音楽を作曲。[[1967年]]、[[渡辺貞夫]]から[[ジャズ]]の理論を学び、作曲・編曲に大きな影響を受ける。[[1970年代]]には[[東映]]の[[渡邊亮徳]]を中心とした制作チームに[[渡辺岳夫]]や[[菊池俊輔]]等と同様に参加し[[特撮]]や[[アニメ]]の人気番組の音楽を担当し、ブラスバンドを主体とする特徴ある音楽を子供たちに印象付けた。[[モーグ・シンセサイザー]]の{{仮リンク|ミニモーグ|en|Minimoog}}を初期に購入し、特に『[[マジンガーZ]]』の挿入歌「Zのテーマ」ではビヨンビヨンという一見してコミカルに聞こえる音色を低音でシリアスな場面の音楽で活かす手法は当時斬新だった。後に、民族音楽的合唱曲『[[恐山]]』を作曲、LP化され、[[芸能山城組]]を一躍有名にした。
 
[[水島新司]]原作の『[[野球狂の詩]]』では、[[主題歌]]や[[サウンドトラック|サントラ]]の作曲を担当し、[[堀江美都子]]のヴォーカルにより、ヒットを放つ。[[1980年代]]に入ると[[シンセサイザー]]の[[シーケンサー]]機能による自動演奏も取り入れ、『[[電子戦隊デンジマン]]』の主題歌冒頭ではシンセサイザープログラマーの[[松武秀樹]]を起用した高速な電子音のパッセージ、『[[大戦隊ゴーグルファイブ]]』主題歌終盤での[[倍音#ハーモニックオーバートーン|鋸状波]]の長い上行グリッサンド、『[[スパイダーマン (東映)|スパイダーマン]]』や『[[バトルフィーバーJ]]』などのAltSoundによるシンセパーカッションフレーズなどを効果的に使用した。『[[宇宙刑事シャイダー]]』では挿入歌「不思議ソング」で歌声を披露した<ref>[http://homepage2.nifty.com/tomo-tomo-room/chuumei_column_old.html 渡辺宙明コラム/過去ログ] [http://homepage2.nifty.com/tomo-tomo-room/CHUMEI_HP_TOP.html 渡辺宙明公式HP]内。この「宙明歌唱版」は本放送当時発売のサントラ『宇宙刑事シャイダー音楽集』に収録されており、ライナーノーツで渡辺の歌唱によるものである事が解説されていた。なお挿入歌を集めたアルバム『宇宙刑事シャイダーヒット曲集』には、[[こおろぎ'73]]が歌唱したヴァージョンが収録されている。</ref>。