「紀伊田辺駅」の版間の差分

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== 駅舎改築計画 ==
2013年9月、JR西日本和歌山支社が現駅舎を北西の隣接地に建て替える案を田辺市に提出していたことが報じられた<ref name="yomiuri">読売新聞大阪版2013年9月8日</ref>。JR側は1932年建築の現駅舎を耐震化する場合の経費や、現駅舎の場所での改築する場合の仮駅舎費用などがかさむことをその理由とし、予想される[[南海地震]]時の[[津波避難施設]]としても活用できる4-5階建てのビルとする構想で、2016年の完成後は現駅舎は取り壊すとされた<ref name="yomiuri"/>。これに対しては、現駅舎の位置を前提として市が進めている駅前広場整備事業への影響を懸念する反応<ref name="yomiuri"/>や、歴史的価値から現駅舎の保存活用を求める声が地元から上がり、田辺市中心市街地活性化協議会は11月17日に、新駅舎をJR案通りに建設することは承認する一方で現駅舎の保存活用を求める意見書を市に提出した<ref>[http://sankei.jp.msn.com/region/news/131117/wky13111702110001-n1.htm JR紀伊田辺駅は現駅舎保存活用を 地元協議会が意見書 和歌山] - MSN産経ニュース2013年11月17日</ref>。12月20日に開かれた中心市街地活性化協議会で、JR側は現駅舎を取り壊す場合に跡地の一部に駅舎を設置して現在と変わらない動線を維持すること、現駅舎を市に無償譲渡して市が保全活用することを提案した<ref name="minpo">[http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=265570 駅舎保全なら田辺市が管理を JRが提案] - 紀伊民報2013年12月21日</ref><ref name="msn1221">[http://sankei.jp.msn.com/region/news/131221/wky13122102040000-n1.htm 現駅舎保存管理は困難 市が考え示す 和歌山・JR紀伊田辺駅] - MSN産経ニュース2013年12月21日</ref>。この提案に対して市側は現駅舎の耐震補強に億単位の費用が必要なことに加え、その後の維持管理や利用者の安全管理まで市が責任を持つ点に市民の合意を得ることが困難であると述べた<ref name="minpo"/><ref name="msn1221"/>。2014年6月4日、JR西日本和歌山支社は現在の駅舎のある位置に動線を維持する形で、利用客に熊野の歴史や自然の魅力を感じてもらえる空間をイメージした内装と約300人が津波から避難できる機能を持つ3階建の駅ビルに建て替えることを明らかにした<ref name="minpo2">[http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=274685 築82年の木造駅舎 保全断念し建て替えへ] - 紀伊民報2014年6月5日</ref>。2015年度初頭に工事に着手、2016年度末までに完成させるとしている<ref name="minpo2"/>。市は現駅舎について「公費投入による耐震化と維持管理は不可」という主張を改めて示し、保存を求めていた田辺市中心市街地活性化協議会も「やむを得ない」と建替に同意した<ref name="minpo2"/>。
 
駅舎の改築は前記の発表では2015年度初頭の着手とされていたが、実際にはそれよりも遅れて2016年となる見込みで、それに先立つ2015年10月から12月に開催された「紀の国トレイナート2015」ではイベントの一環として駅舎の外壁に壁画イラストが描かれた<ref>[http://plus.laforet.co.jp/blog/02shm/2015/10/post-1878.html 間もなくスタート「紀の国トレイナート2015」] - ラフォーレ南紀白浜(2015年10月12日)</ref><ref>[http://www.asahi-mullion.com/column/article/station/1278 紀伊田辺駅(和歌山県、JR紀勢線)] - 朝日マリオン.コム(コラム「ひとえきがたり」2015年9月29日)</ref>。
 
== その他 ==