「プラット・アンド・ホイットニー F135」の版間の差分

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[[ファイル:Engine of F-35.jpg|thumb|300px|展示中のF135([[パリ航空ショー]]にて)<br />STOVL型であるF-35B用のもので、前方に繋がっているのは垂直上昇用のリフトファン]]
'''F135'''は、[[アメリカ合衆国]]の[[ロッキード・マーティン]]が開発中の[[戦闘機]]用[[ジェットエンジン]]である。これはやはり開発中の先進的な単発式戦闘機である[[F-35 (戦闘機)|F-35 ライトニング II]]に搭載される[[アフターバーナー]]装備の[[ターボファンエンジン]]であり、通常離着陸型 ([[航空機の離着陸方法#通常離着陸機|CTOL]])、短距離離陸垂直着陸型 ([[航空機の離着陸方法#短距離離陸垂直着陸機|STOVL]])、[[艦載機]]型 (CV) と3機種が予定されているF-35のそれぞれに対応する派生型エンジンが用意される予定である。
 
F-35の推進システムは2000年に[[X-32 (航空機)|X-32]]と[[X-35 (航空機)|X-35]]で実証された<ref>計画ではF-35は[[F-16 (戦闘機)|F-16 ファイティング・ファルコン]]、[[ホーカー・シドレー ハリアー|ハリアー]]、[[BAe シーハリアー]]、[[ハリアー II (航空機)|AV-8B ハリアーII]]、[[F/A-18 (航空機)|F/A-18A-D ホーネット]]を置き換える予定である。。</ref><ref name = "F-X候補 F-35の先進性"/>。
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=== P&W F135 チーム ===
* '''[[プラット・アンド・ホイットニー]]''' : 主契約者、メインエンジン、システム統括
* '''[[ロールス・ロイス]]''' : [[航空機の離着陸方法#短距離離陸垂直着陸機|STOVL]]用垂直浮揚システムのリフトファン
* '''[[ハミルトン・スタンダード]]''' : 電子式エンジン制御、エンジン監視装置、外装、燃料系統、アクチュエーター、PMAG、ギアボックス
 
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F-35Aに使用される通常離着陸 (CTOL) 型である。基本型。
=== F135-PW-600 ===
F-35Bに使用される短距離離陸垂直着陸 (STOVL) 型である。前方に垂直上昇用のリフトファンを備え、垂直着陸時はエンジンノズルが下に偏向するという特徴を持つ。滑走路を痛める恐れがあるためノズルの偏向時に[[アフターバーナー]]を使用することはできず、同時にドライ時最大推力も制限される。このエンジンの推力偏向システムは[[Yak-141 (航空機)|Yak-141]]の技術を買い取って使用された。リフトファンは本体から伸びる[[クラッチ]]を介して駆動する。
 
インレット直径1.17m、エンジン最大径1.27m、リフトファン径1.30m、全長9.37m(リフトファンを含む)である。