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本記事では'''テクノロジー'''({{lang-en-short|Technologytechnology}})について解説する。
 
 
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人類のテクノロジーの使用は、自然界にあるものを単純な道具にすることから始まった。[[先史時代]]、[[火]]を扱う方法を発見することで食料の幅が広がり、[[車輪]]の発明によって行動範囲が広がり、環境を制御できるようになった。もっと最近の例では、[[印刷機]]、[[電話]]、[[インターネット]]などの発明により[[コミュニケーション]]の物理的障壁を低減させ、人類は世界的規模で自由に対話できるようになった。ただし、テクノロジーが常に平和的目的で使われてきたわけではない。[[武器]]の開発は、人類の歴史とともに[[棍棒]]から[[核兵器]]へとその破壊力を増す方向に進んでいる。
 
テクノロジーは[[社会]]<!-- やその周囲-->に様々な形で影響を与える。多くの場合、テクノロジーは[[経済]]発展に貢献し、有閑階級を生み出す。テクノロジーは[[公害]]という好ましくない副産物も生み出し、天然資源を消費し、[[地球]]とその[[自然環境|環境]]に損害を与えている(→[[環境問題]])。テクノロジーは社会における[[価値観]]にも影響を与え、新たなテクノロジーは新たな[[倫理]]的問題を生じさせる。例えば [[:en:efficiency|efficiency]](効率)という概念は本来、機械に適用されるものだったが、人間の[[:en:Economic efficiency|efficiency]]効率性([[生産性]])をも意味するようになってきた。
 
テクノロジーが[[人間性]]を向上させるか否か、また、テクノロジーのもたらす害悪・[[危険]]について、様々な議論が行われている。古くは[[ラッダイト運動|ネオ・ラッダイト]]や[[アナキズム]]などの運動は哲学的に、現代社会におけるテクノロジーの普遍性を批判し、それが環境を破壊し、人々を[[疎外]]する(=人間を[[支配]]し、人間の本質を失わせる)としたし、それ以降も、様々な人々からもしばしば批判されており、現在でも、現実的な視点から、全世界で[[反原子力運動]]は行われている。一方、[[トランスヒューマニズム]]などの支持者は、テクノロジーの継続的進歩が社会や人間性にとって有益だと主張する。アインシュタインは「科学技術の進歩というのは、病的[[犯罪者]]の手の中にある[[斧]]のようなものだ」<ref>Technological progress is like an axe in the hands of a pathological criminal.</ref>と述べた<ref>http://www.brainyquote.com/quotes/quotes/a/alberteins164554.html</ref>。