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出典追加。写真中の勾配を最大37%→31%に訂正
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|交通路 = {{Ja Route Sign|308|width=24}}[[国道308号]]<br />[[大阪府道・奈良県道702号大阪枚岡奈良線]]
}}
[[ファイル:暗峠 最大斜度地点.jpg|thumb|right|300px|峠に続く国道308号線大阪側の最急勾配3731%の場所。]]
'''暗峠'''(くらがりとうげ)は、[[奈良県]][[生駒市]]西畑町と[[大阪府]][[東大阪市]]東豊浦町との境にある[[峠]]。古くは'''闇峠'''とも書かれた。現在は[[国道308号]]及び[[大阪府道・奈良県道702号大阪枚岡奈良線]](重複)が通る。 標高は455m。
 
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[[暗越奈良街道]]の[[生駒山地]]における難所で、つづら折りの少ない直線的な急勾配が続く。特に大阪府側は、麓から峠まで約2.5kmにわたる勾配である。ハイキングコースとしても有名。
 
峠の頂上には小さな集落があり、茶店もある。また、この付近の路面は江戸時代に[[郡山藩]]により敷設された石畳となっている。国道とはいえ自動車で通行するのは困難なほど道幅は狭く、頂上付近では民家の軒先をかすめながら通行する箇所も存在する。大阪側ではきつい所で最大傾斜勾配31%<ref name="nikkei140215">{{Cite web |date=2014-02-15 |url=http://www.nikkei.com/article/DGXNASFB3009F_S4A210C1000000/ |title=ベタ踏み坂より急 酷道308号、東大阪・暗峠をゆく |publisher=日本経済新聞 電子版 |accessdate=2015-07-17}}</ref>の急勾配がS字カーブになっており、慣れないものが走行すると登りきることができず立ち往生するほどともいわれる<ref name="佐藤2014"/>。ヤマハ電動アシスト自転車PAS激坂チャレンジNo.1のイントロでのきつい所の傾斜計での簡易測定では、傾斜角度26度 (勾配48.7%) であった。
 
「暗がり」の名称の起源は、樹木が鬱蒼と覆い繁り、昼間も暗い山越えの道であったことに由来している。 また、「鞍借り」、「鞍換へ」あるいは「椋ケ嶺峠」といったものが訛って「暗がり」となったとする異説もある。上方落語の枕では、「あまりに険しいので馬の鞍がひっくり返ることから、鞍返り峠と言われるようになった」と語られている。
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冒頭の写真のとおり峠のすぐ東側を信貴生駒スカイラインが通っているが、付近に出入口が無いため直接暗峠にアクセスすることはできない。
このため、大阪側からアクセスする際は車で[[国道308号]]を利用するか、[[枚岡駅]]から歩いて登るしかないが、生駒側からは平日のみ生駒市コミュニティバス「たけまる号」の西畑線が[[南生駒駅]]から終点の「暗峠」停留所まで運行<ref>{{PDFlink|[http://www.city.ikoma.lg.jp/cmsfiles/contents/0000001/1201/1107.pdf 生駒コミュニティバス路線図【西畑線・有里線】]}}、[[生駒市]]、2016年4月9日閲覧。</ref>しており、それを使うと歩いて登ることなく生駒側の峠直前まで容易にアクセスできる。
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{reflist}}
|refs=
<ref name="佐藤2014">{{Cite book|和書|author=佐藤健太郎|authorlink=佐藤健太郎 (フリーライター)|date=2014-10-20|title=ふしぎな国道|publisher=[[講談社]]|series=講談社現代新書|page=150|isbn=978-4-06-288282-8|ref=harv}}「最も急な坂」より。</ref>
}}
 
== 関連項目 ==