「キャブレター」の版間の差分

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[[File:Getto del minimo.jpg|thumb|右|オートバイ用キャブレターのメインジェットの一例]]
[[ファイル:Nissan Micra 1.0 Litre In-Line 4 Engine.JPG|right|thumb|180px|1990年式[[日産・マーチ|日産・マイクラ]]のMA10Sエンジン。円盤形のエアクリーナーボックスの下にダウンドラフトキャブレターを搭載している。]]
ガソリンエンジンを搭載した自動車やオートバイでは古くからキャブレターが利用されてきたが、排出ガスの規制や性能への要求が高まるにつれて[[燃料噴射装置]](フューエルインジェクション)が採用されるようになった。先進国で新規に販売、登録される自動車はほとんどが電子制御燃料噴射を採用しており、キャブレターはガソリンエンジン自動車の主流ではなくなった。日本で販売される市販車で最後にキャブレターを搭載していたのは、軽自動車では[[スズキ・アルトバンキャリイ]](511代目)、普通車では[[三菱・リベロカーゴ]]だった。オートバイでは4輪自動車にやや遅れてフューエルインジェクションの採用が広がった。比較的排気量の大きな車種では燃料噴射装置が主流となったが、発展途上国向けで小排気量の車種ではキャブレターを採用する車種が少なくない。日本では、[[原動機付自転車|原付]]を含むオートバイも[[2006年]]から排ガス規制の対象となり、燃料噴射装置への移行が進んだ。
 
自動車やオートバイでは車両の製造時に搭載される[[純正]]のキャブレターのほかに、純正品と置き換えて利用する[[アフターマーケット]]製のキャブレターがある。アフターマーケット品は構成部品を交換してメインジェットやスロージェットなどを細かく調整できるのに対し、純正品のほとんどが車種ごとに設計されている専用品で調整用の交換部品がない場合や、あってもアフターマーケット品に比べると調整可能な項目が少なく、調整幅が狭い場合が多い。