「国民国家」の版間の差分

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同じ1983年には、イギリスの社会学者でユダヤ系の[[アーネスト・ゲルナー]]が『民族とナショナリズム』を著し、産業社会の勃興と国民形成の関連性を指摘した。そこでは、ナショナリズムは「政治的単位と民族的・文化的単位の一致を求める一つの政治的原理」であると論じ、「[[産業化]]」および産業社会の要請に応える高度な「識字能力」の一般化、また、巨大な社会的費用をかけた教育システムの整備を実行に移せるのは畢竟、国家でしかありえないとして近代ナショナリズムの起源を説明した<ref name=shimizu/>。
 
1983年にはまた、イギリスの歴史家[[エリック・ホブズボーム]]の編著による『[[創られた伝統]]』が刊行されている。これは、「国民国家」を歴史的な観点から考察したもので、「国民」「国家」「民族」の具体的・実定的なイメージを象徴する様々な伝統もまた、実は近代国家形成期に創出されたものにほかならないことが示されている<ref name=shimizu/>。
 
[[1988年]]には、アメリカの社会学者[[イマニュエル・ウォーラーステイン]]とフランスの哲学者[[エティエンヌ・バリバール]]が[[世界システム論]]などの見地から共著『人種・国民・階級』を著している。
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