「上下」の版間の差分

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戊辰戦争前の令制国体制では、交通網の上下から転じて、概ね[[京都市|京都]]に近い方は「'''上方'''(かみがた)」、京都から遠い方は「'''下方'''(しもがた)」と呼ばれていた。尚、戊辰戦争後の現代では、地方から東京に行くことが「上京」と呼ばれ、地方から京都に行くことは「上洛」と呼んで区別されている。
 
''[[ダイヤグラム#上りと下り]]も参照。''
 
=== 日本の地名等の固有名詞における上下 ===
位置の「上下」から派生して、優れる方や力の有る方は「上」、劣る方や力の無い方は「下」と表現される。英語やスペイン語で「貴い」「相手より優れる」を意味する『superior』の原義は「上にある」であり、「賎しい」「相手より劣る」を意味する『inferior』の原義は「下にある」である。優劣や貴賎を表す「上下」の用例として、上位/下位、上等/下等などと用いる。
 
; 優劣
* 成績評価の表現として、優良であることを「上」、劣悪であることを「下」と表現する。特に、技量が優れることを「'''上手'''(じょうず)」、技量が劣ることを「'''下手'''(へた)」と表現する。
* 囲碁や将棋で対戦者の力量に差がある場合は、強い側を『'''上手'''(うわて)』、弱い側を『'''下手'''(したて)』という。
* その分野における到達した位置の奥深さを指して「'''高い'''境地」なども、優劣に置き換えた表現である。
 
; 貴賎
* 社会的地位や職場内地位など、序列が存在する場合には、貴い方すなわち治める側を「上」、賎しい方すなわち従う側を「下」と表現する。特に、この貴賎に基づく関係を「[[上下関係]]」という。
* 職場内地位では、命令を出す階層を「'''上役'''」、特に直属の社員を治める者を「'''上司'''」、直属で命令を受ける者を「'''部下'''」という。
** 官署内で貴い役人を「'''上官'''」、官署内で賎しい役人を「'''下僚'''」という。
* 社会的地位では、(下僚も含めて)政府すなわち統治する者を「'''お上'''」、政府以外すなわち統治される者を「'''下々'''」という。同様に、社会的地位の高い階層を「'''上流'''階級」、社会的地位の低い階層を「'''下流'''階級」という。
 
; 長幼
* 年齢においては、年長すなわち早く生まれた者は「'''年上'''」、年少すなわち晩く生まれた者は「'''年下'''」と呼ばれる。本来、長幼と貴賎は異なる概念だが、「[[孝悌]]」ともいう[[儒教]]イデオロギーでは、「長=年上=貴い」「幼=年下=賎しい」という価値観が付与されている。
 
== その他 ==
* 広島県甲奴郡[[上下町]]
* 西日本旅客鉄道福塩線[[上下駅]]
 
== 関連項目 ==
* [[左右]] - [[前後]] - '''上下'''
* [[鉛直]]
* [[縦と横]]
 
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