「ベンジャミン・フランクリン」の版間の差分

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フランクリンは科学や発明に興味を示し、独学で様々な業績を残した。
 
* [[ライデン瓶]]の実験を知り、電気に興味を持つ。[[1752年]]、[[雷]]を伴う[[嵐]]の中で[[凧]]をあげ、凧糸の末端にワイヤーで接続したライデン瓶により雷雲の帯電を証明するという実験を行った<ref>ただフランクリンが実際に凧の実験を行ったのかを疑問視する専門家もいる。なお、この実験を提案したのはフランクリンだが、初めて成功したのは1752年5月、フランスのトマ・ダリバード([[:en:Thomas-François Dalibard]])らである。ダリバードらはフランクリンの提案に従って、嵐の雲が通過するときに鉄の棒(避雷針)から火花を抽出した。フランクリンが凧の実験を行ったのは同年の6月、または6月から10月までの期間である。(アルベルト・マルチネス「科学神話の虚実」)</ref>。また、雷の電気はプラスとマイナスの両方の極性があることも確認したといわれている。この命がけの研究結果によってフランクリンは[[王立協会|ロンドン王立協会]]の会員となった<ref>{{FRS |code = NA7974 |title = Franklin; Benjamin (1706 - 1790) |accessdate = 2011-12-11 }}</ref>。この逸話は有名になったが、同じような実験をしようとして死者が出たため(フランクリンは事故を起こさないよう、かなり慎重に実験の準備を進めたことが明らかになっている)、現在はあまり紹介されない。
* [[避雷針]]、[[フランクリンストーブ]]として知られる燃焼効率の良い[[ストーブ]]、[[眼鏡#屈折作用による分類|遠近両用眼鏡]]、[[グラスハーモニカ]]などを発明した。これらの発明に関する[[特許]]は取得せず、社会に還元した。[[ロッキングチェアー]]の考案者として挙げられることもあるが、これはフランクリン以前から存在していたもので疑わしい。
* [[夏時間]]を考案したが、この時代には採用されなかった。
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== 参考文献 ==
*{{Cite book|和書|author=ロデリック・ナッシュ|others=足立康訳|year=1989|month=4|title=人物アメリカ史(上)|series=新潮選書|publisher=新潮社|isbn=4-10-600358-9|ref=ナッシュ}}
*アルベルト・マルチネス「ニュートンのりんご、アインシュタインの神 : 科学神話の虚実」 青土社 ISBN 4791768493
 
== 関連項目 ==