「SIMロック」の版間の差分

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SIMロックとは逆に、SIMロックが施されていないことを「SIMフリー」という。日本では「SIMロックフリー」とも呼ばれるが、[[和製英語]]なので欧米アジアでは通用しない。世界的には「アンロック版」(Unlocked)と呼ばれることも多い。「SIMフリー」はもともとSIMロックを施されずに販売される端末を指し、「SIMアンロック」(Unlocked)はSIMロック解除した端末のことを指すものとして区別する向きもある。
 
SIMロック端末はSIMロックと合わせ、キャリアの使用する通信方式や周波数に特化した仕様とされる場合がある。このためSIMロックを解除した端末、あるいはSIMフリー端末でもあっても通信方式および周波数を使用する通信事業者提供のものと一致させる必要があり、本来想定された通信事業者以外での使用には使用可能地域に一部制限が存在する場合もある。特に独自の周波数帯を用いている地域や通信事業者においてはこの制限が大きく影響してくることが多い。また端末の使用にはそれぞれの国・地域に存在する[[無線設備]]に関する認証制度(日本においては技適:[[技術基準適合証明]]および[[技術基準適合認定]])を受ける必要があり、無制限に輸入した端末が使用できるわけではない。
 
=== メリット ===
日本国内の事情により、SIMロック解除端末やSIMフリー端末の利用には次のような点を留意する必要がある。
 
* NTTドコモおよびそのMVNOで使用されている[[800MHz帯]](3G/[[W-CDMA]]はバンド6、[[Long Term Evolution|LTE]]はバンド19)はドコモ独自のものであり、日本国外では使用されていない。そのため他キャリアの端末および日本国外のSIMフリー端末ではこれらの周波数帯に非対応である場合もあり、そうしたケースではドコモの通信網ではバンド1その他のエリア内でしか利用できない。また日本国内のバンド事情を十分に理解していないなどの理由からW-CDMAバンド19対応・バンド6非対応の端末が存在し、音声通話可能な地域に制限があることもある。[[FOMAプラスエリア]]も参照。
* auは3Gの通信方式に[[CDMA2000]]を採用しているが世界では採用例が少なく、かつ周波数帯も独自であるため、他キャリア端末やSIMフリー端末では対応が困難であり事実上3Gでの通信・通話は不可能となっている。加えてLTEのバンド1使用には[[PHS]]保護に関する項目付きの[[技術基準適合証明]](技適を取得する必要があり、ZenFone 2などLTEバンド18対応かかわらずauのLTE網で使用できないこと端末存在する<ref>[https://king.mineo.jp/magazines/special/84 「SIMフリー」スマホのほとんどがなぜmineoの動作確認端末一覧に載ってないの?]</ref><ref>[http://buzzap.jp/news/20150613-au-mvno-iphone-zenfone2/ au系格安SIM「mineo」「UQ mobile」がSIMフリースマホで苦戦、使えるはずのZenfone 2も利用不可に]</ref>。
* SoftBankの使用しているバンド8(900MHz帯)は日本国外でも多く使用されており、SIMフリー端末でもW-CDMA・LTEともに対応していることが多い。ただし2016年現在SoftBankのMVNOは事実上存在せず、SoftBankおよびY!mobileでの使用に限られている。
* [[VoLTE]]やキャリアアグリゲーション(CA)など高度な技術を要求するサービスへの対応にはIOT(相互接続性試験)を通過させる必要があり、2016年現在では技術的には対応できても現実的にはが存在い状態となっている<ref>[http://k-tai.impress.co.jp/docs/event/mwc2016/20160224_745222.html マウス平井部長に聞く「MADOSMA Q601」開発の裏側]</ref>、iPhoneやarrows M02(富士通)など一部の機種での対応にとどまっている
 
 
=== NTTドコモ ===
ただし、[[EMOBILE 4G]]に対応した[[GL09P]]や[[GL10P]]、[[EMOBILE 4G-S]]に対応した[[EM01F]]、[[Y!mobile]]ブランドで、「電話サービス(タイプ1)」で契約する端末など、ソフトバンク株式会社(当時のソフトバンクモバイル株式会社)発行([[SoftBank (携帯電話)|SoftBankブランド]]で使用するネットワーク用のものとほぼ同等のもの)のUSIMカードを利用する端末については、([[EM01L]]や[[Nexus 6]]などの[[Google Nexus]]シリーズを除き)原則SIMロックが施されている。これについて総務省の研究会がヒアリングを行っているが、事業者に不利益となるおそれが高いとして該当部分が黒塗りされたものが公開されている。
 
[[2015年]][[10月]]以降に販売される端末については、[[SoftBank (携帯電話)|SoftBankブランド]]が同年5月以降に発売した端末同様の形でSIMロック解除に対応させる形で販売しているが、これまでSIMフリーとされていた[[Google Nexus]]シリーズについても、[[Nexus 5X]]以降については他の端末同様に解除に対応した形でSIMロックがけられることになった。
 
=== SIMフリー端末の一覧 ===
8,637

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