「クモ膜下出血」の版間の差分

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最初の出血で3分の1が[[死亡]]する。さらに血管攣縮や再出血の影響が加わり、4週間以内では約半数が、10年以内では60-80%が死亡するといわれている。また救命できても後遺症が残る例が多く、完全に治癒する確率はクモ膜下出血を起こした人の中で2割と低い。
 
発症後の[[予後]]に関連するものとして、[[世界脳神経外科学会連盟]] (WFNS) は[[意識|意識レベル]]の程度による重症度分類を提唱している。これは[[Glasgow Coma Scale]]および局所神経症状([[失語症]]や[[麻痺]]など)によって5段階に分類する方法である。この分類においてgrade IIIとgrade IVの間には予後に大きな差があるとされ、特にgrade Vは致死率がほぼ100%であるとまでいわれている。そのため、grade IV以上の場合は無意味であるとして治療しない病院も多い。
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!重症度!!GCSスコア!!主要な局所神経症状