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== 歴史 ==
[[1912年]]に、[[エルネスト・アンリ]]が[[フランス]]の[[プジョー]]の[[レーシングカー]]のために開発したのが最初であるとされるが、[[スペイン]]の[[イスパノ・スイザ]]の設計者[[マルク・ビルキヒト]]による着想を剽窃したという説もある。
 
部品点数が多く機構が複雑であることから、1950年代以前はレーシングカーや高級[[スポーツカー]]に限定された技術であった。
日本で初めてDOHCエンジンを搭載した市販4輪自動車は、[[1963年]]に発表された[[軽トラック]]の[[ホンダ・T360]]である。このDOHCエンジンは高速走行性能を確保するために搭載されたものであり、T360より遅れて開発が始まった[[ホンダ・S360|スポーツ360]]には同エンジンに更にチューンを加えたものが搭載されていた。<ref group="注釈">[[ホンダ・S360|スポーツ360]]は諸般の事情により市販には至らなかったものの、後に排気量を531ccに拡大した同DOHCエンジンを搭載する[[ホンダ・S500|S500]]が発売された。</ref>。その後、2ストローク機関のものが数多く存在する[[オートバイ]]においてもDOHCは広く採用されるようになった。日本のオートバイでは[[1965年]]にホンダ・CB450、[[1972年]]には[[川崎重工業|カワサキ]]の輸出専用車種[[カワサキ・Z1|Z1]]<ref group="注釈">翌年には排気量を750ccに変更した日本向けモデル[[カワサキ・750RS|750RS(Z2)]]が登場している。</ref>などがDOHCエンジンを搭載した。
 
本来スポーツモデル向けの機構と見なされてきたDOHCであるが、[[トヨタ自動車]]は吸排気効率を高めつつ理想的な燃焼室形状を確保できる自由度の高さに着目し、省燃費化・低公害化の手段として実用車向けの普及型DOHCエンジン([[ハイメカツインカム]])を開発した。[[1986年]][[8月]]以降、同社の[[ガソリンエンジン]]乗用車のほとんどに採用された<ref group="注釈">[[トヨタ・カムリ|カムリ]]/[[トヨタ・ビスタ|ビスタ]]を皮切りに、[[トヨタ・カローラ|カローラ]]・[[トヨタ・スプリンター|スプリンター]]・[[トヨタ・コロナ|コロナ]] ・[[トヨタ・カリーナ|カリーナ]]・[[トヨタ・マークII|マークII]]・[[トヨタ・クラウン|クラウン]]・[[トヨタ・スターレット|スターレット]]など。[[1994年]]1月以降は[[トヨタ・カローラ|カローラバン]]/[[トヨタ・スプリンターバン|スプリンターバン]]などの一部のガソリンエンジン商用車に搭載するようになった。</ref>。また、軽自動車の分野では[[2001年]]5月以降には[[スズキ (企業)|スズキ]]の全ての軽自動車が、[[2009年]]9月以降には[[ダイハツ工業|ダイハツ]]の全ての軽自動車が、それぞれDOHCエンジンを搭載するようになった。
 
以来、量産型DOHCエンジンは世界の多くのメーカーに普及している。さらに、[[ディーゼルエンジン]]にもDOHCを採用する例([[トヨタ・ダイナ]]/[[トヨタ・トヨエース|トヨエース]]各1t積モデル=[[トヨタ・KDエンジン#1KD-FTV|1KD-FTV]]、[[トヨタ・ハイエース]]/[[トヨタ・レジアスエース|レジアスエース]]=[[トヨタ・KDエンジン#2KD-FTV|2KD-FTV]]<ref group="注釈">前期型は1KD-FTVが搭載されていた。</ref>、[[三菱・パジェロ]]<ref group="注釈">3代目モデルで初採用。モデル末期にはカタログ落ちしていたが、4代目モデルの2008年10月の一部改良に伴い復活した。</ref>=4M41、4P10、[[三菱ふそう・ローザ]]、[[三菱ふそう・エアロミディ]]、[[日産・シビリアン]]=4M50(T5)、[[三菱ふそう・スーパーグレート]]、[[三菱ふそう・エアロエース|]]/[[三菱ふそう・エアロクイス/ン|エアロクイーン]]=[[三菱ふそう・6R系エンジン|6R10]]<ref group="注釈">ちなみに大型トラック用としては日本初となる。</ref>、[[いすゞ・ビッグホーン]]、[[いすゞ・ウィザード]]=4JX1<ref group="注釈">2005年現在は生産終了。</ref>、[[いすゞ・エルフ]]、[[日産・アトラス]]、[[マツダ・タイタン]]=4JJ1-TCS)も散見される。
 
== 他の名称について ==
1,352

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