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最初、HP-IBの設計者らはIEEE 488を汎用コンピュータの標準周辺機器インタフェースとして特別に計画したのではなかった。[[1977年]]までには、教育・家庭・個人用コンピュータである[[PET 2001|Commodore PET/CBM]]が、IEEE 488バスを使ってディスクドライブやプリンタ、[[モデム]]などを接続した。CommodoreのPET/CBM後継の8bitマシンは、[[VIC-1001|VIC-20]]からC128まで周辺機器用に独自の「シリアルのIEEE 488」を利用していた。これは大きくて重いHP-IBのプラグや(PETコンピュータ用の)マザーボードに指すカード型コネクタの代わりに、丸い[[DINコネクタ]]を用いていた。
 
Hewlett-PackardとTektronixもまたIEEE 488をディスクドライブや[[テープドライブ]]、プリンタ、プロッタなどを接続する周辺機器用インタフェースとして使用していた。これらは彼らのワークステーション製品や、HPのミニコンピュータである[[HP3000]]に利用していた。このような用途のために10MBytes/sまでバス速度を増やしたが、コマンドプロトコルの標準がないために、サードパーティからの製品供給は少なく、互換性も限られていた。最終的には、周辺機器アクセスには、[[Small Computer System Interface|SCSI]]のようなより速くオープンな規格が使われるようになった。
 
加えて、HPの1980年代の高機能[[電卓]]・[[ポケットコンピュータ]]のいくつか、例えば[[HP-41]]やHP-71のようなものはオプションであるHP-IBインタフェースを通して様々な計測を行うことができた。インタフェースはオプションである[[HP-IL]]モジュールを通して計算機に接続した。