「アントン・ルビンシテイン」の版間の差分

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== 受容 ==
20世紀前半、瞬く間に彼の作品は主要作品の絶版の為「完全に」忘れられた。
20世紀前半、瞬く間に彼の作品は主要作品の絶版の為「完全に」忘れられた。このため21世紀に入っても本家直伝の作品解釈の継承は、今後演奏家が積極的に演奏に関っても恐らく不可能かと思われる。テンポ設定に[[メトロノーム|メトロノーム記号]]を書くことを嫌った為、かなりテンポの増減の大きな感傷的演奏であったといわれるが、伝聞情報に過ぎず憶測の域を出ない。彼は、イタリア語表記に加えX分音符イコールのあとに何も書かれない珍しい M.M.指定を好とした。
 
このため21世紀に入っても本家直伝の作品解釈の継承は、今後演奏家が積極的に演奏に関っても恐らく不可能かと思われる。テンポ設定に[[メトロノーム|メトロノーム記号]]を書くことを嫌った為、かなりテンポの増減の大きな感傷的演奏であったといわれるが、伝聞情報に過ぎず憶測の域を出ない。彼は、イタリア語表記に加えX分音符イコールのあとに何も書かれない珍しい M.M.指定を良しとした。{{仮リンク|ラリー・シツキー|en|Larry Sitsky}}は全てのルビンシテインのピアノ作品(及びピアノと管弦楽の為の作品)の収集に成功し、作品目録の完全版を作ることに成功した。{{仮リンク|グリーンウッド (出版社)|label=グリーンウッド|en|Greenwood Publishing Group}}から出版されており、詳細なリサーチが見られる。
 
ルビンシテインのほぼ大部分のピアノ作品は、[[金澤攝]]によって日本初演済である。[[レスリー・ハワード (ピアニスト)|レスリー・ハワード]]や{{仮リンク|ジョセフ・バノヴェツ|en|Joseph Banowetz}}も質の高いCD録音を世に出している。ルビンシテインのピアノ曲が再評価されたのは[[ラリー・シツキー]]、[[ファビオ・グラッソ]]<ref>後期エチュードの初録音者。</ref>、[[マルカンドレ・アムラン]]<ref>ピアノ協奏曲第4番の音源の入手は容易。</ref>、[[レスリー・ハワード]]<ref>ソナタ全集を吹き込めたは彼だけ。</ref>、[[金澤攝]]、[[ミッシャ・レヴィツキ]]<ref>スタッカート・エチュードの世界初録音者。</ref>といった一連のコンポーザー=ピアニストの熱心な擁護が大きい
 
== 脚注 ==
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== 外部リンク ==