「F/A-18 (航空機)」の版間の差分

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[[1986年]]度会計で導入された機体から単座型はAからC、複座型はBからDへとアップグレードされた。F/A-18Cの初飛行は[[1987年]][[9月3日]]。当初生産されたC/Dと在来型の相違点は[[軍用機のコックピット|コックピット]]後方の[[電子戦]]システム[[アンテナ]]だけだった。初期においてLERXから発生した渦が垂直尾翼に直撃してクラックが入るという問題が発生したため、上面の渦の流れの方向を変え、尾翼への直撃を減らす目的でビューローナンバー161353以降の機体からLERX上部にLEXフェンスを追加している。この改修はそれ以前の機体に対しても行われている。ビューローナンバー163985から夜間攻撃能力を強化したC[N]/D[N]となっている。
 
機体の空虚重量は2t以上も軽量化された一方で、エンジンはA/B型から推力を約10%増強したF404-GE-402に換装したため、最大離陸重量はむしろ増大した。この改良でペイロードにおける恩恵を受け、[[AIM-120_(ミサイル)|AIM AMRAAM空対空ミサイル]]や[[AGM-65 マーベリック|マーベリック空対地ミサイル]]、[[ハープーン (ミサイル)|ハープーン空対艦ミサイル]]といった新兵器の運用を可能とした。これ以降、F/A-18は元来の軽戦闘機コンセプトにとどまらない本格的なマルチロールファイターとしての潜在能力を開花させていくことになる。
 
ビューローナンバー164693以降の機体では新型の[[射出座席]]の搭載や燃料を消費状況に応じて移送し機体重心を安定する機能を装備した。