「名鉄キハ8500系気動車」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
m →‎日本国外への譲渡: URLが変更になっていました
114行目:
[[2007年]]3月31日付で中間車のキハ8555は廃車となり<ref name="rj493-134"/>、[[部品取り|部品確保用]]となった<ref name="rj524-146"/>。残る4両はその後も運用されていたが、キハ8500系の性能上の特性は高速運転用に設計されていた<!--エンジンの設計の問題ではない。おそらく変速機の問題--><ref name="rj526-142"/>ため、こまめな停車を繰り返し、かつ、[[大川ダム]]建設に伴う付け替え[[区間 (鉄道)|区間]]以外の最高速度が65 km/hと低いため、ほとんどが変速段での走行となった会津鉄道では[[オートマチックトランスミッションフルード|変速器油]]の温度が下がらず、ブルカン[[継手]](高弾性カップリング)に使われている[[ゴム]]の劣化が早期に進行した<ref name="rj526-142"/>。このため、会津鉄道での標準型車両をベースとした新型車両の[[会津鉄道#AT-700形|AT-700形・AT-750形]]に置き換えられることになった<ref name="rj526-142"/>。運用最終日の2010年5月30日は特別運用が設定され、会津若松駅を午後12時59分に発車する列車までがキハ8500系の営業運転となった<ref name="rj526-143"/>。この列車は通常は鬼怒川温泉駅へ向かう列車であったが、会津田島駅にキハ8500系が到着すると、隣のホームに停車しているAT-700形・AT-750形と車両交換するという「新旧交代セレモニー」が行われた<ref name="rj526-143"/>。
 
2010年12月に会津鉄道公式サイト上において、これらの車両の売却先募集が行われた<ref name="baikyaku1"/>。[[2011年]]3月26・27日には会津田島駅構内でさよなら運転のイベントを開催する予定であったが、[[東日本大震災]]の影響で中止になった<ref name="baikyaku2"/>。その後、キハ8501とキハ8504は那珂川清流鉄道保存会で保存されている<ref name="nakagawa"/>{{refnest|group="注釈"|また、名古屋市在住の大学職員の男性がオークションにて2両を1400万円で落札購入した。当初は愛知県内に輸送される予定であったが、東日本大震災による甚大な被害を受けた福島県に活気を呼び戻そうと、男性の意向により福島県会津若松市の観光施設「やすらぎの郷 会津村」にて一般公開されることが決まり、2012年4月24日に同施設への輸送が完了した<ref name="c20120425">2012年4月25日付 中日新聞</ref>。}}。
 
===日本国外への譲渡===
「やすらぎの郷 会津村」に展示されていた8502と8503が、マレーシアのサハ州立鉄道に譲渡されることが決定し、[[2015年]]8月半ばに会津からマレーシアに向けて、トレーラーに積載されて出発した。9月にクアラルンプール港に到着。12月に改修工事が完了。カラーリングが青と水色、灰色の三色で塗り分けられている。<ref>[http://huasheng.jimdo.com/delivery-of-passenger-carキハ8500船積-2015-16/ 『華盛交易有限会社 キハ8500船積(2015-16)』] (2016年4月10日閲覧)</ref>
 
== 脚注 ==