「因島大橋」の版間の差分

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|画像 = [[ファイル:Innoshima Bridge-2.JPG|300px]]
|画像説明 = 早朝の因島大橋
|都市 = [[広島県]][[尾道市]]<br />起点側:向島町立花 - 終点側:因島大浜町<ref name="ph">{{cite web|url=http://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/97/innoshima-bridge.html|title=因島大橋(いんのしまおおはし)|publisher=広島県 |accessdate=20142016-0705-2329}}</ref>
|水域 = 布刈瀬戸([[瀬戸内海]])
| 緯度度 =34 |緯度分 =21 |緯度秒 =26.3
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}}
{{Ja Route Sign|317|align=left}}
[[ファイル:Innoshima Bridge 19812005.jpg|thumb|right|300px|19812005架橋中。{{国土航空写真}}]]
'''因島大橋'''(いんのしまおおはし)は、[[広島県]][[尾道市]]に架かる[[橋|道路橋]]。[[瀬戸内海]]に浮かぶ[[因島]]と[[向島 (広島県)|向島]]を結ぶ、[[西瀬戸自動車道]]「しまなみ海道」を構成する橋梁である。
 
== 概要 ==
1983年12月供用開始、総事業費約675億円<ref>{{Cite web|url=http://www.hiroshima-bunka.jp/modules/newdb/detail.php?id=653|title=因島大橋|publisher=ひろしま文化大百科|accessdate=20142016-0705-2329}}</ref>。[[本州四国連絡橋]]尾道・今治ルートの本州側から2番目にある、[[吊り橋]]である。インタ本州四国連絡橋3ルチェンジでトの橋としては[[大三インターチェンジ|向島IC]]と[[因島北インターチェンジ|因島北IC]]の間次いで2番目に竣工した橋でり、吊橋としては最初に架橋しものであ<ref name="ttk">{{Cite web|url=http://www.ttk-corp.co.jp/products/job/10episode_07.html|title=第7回 長大橋の時代 ~より遠くへ|publisher=東京鐵骨橋梁|accessdate=2016-05-29}}</ref>
 
インターチェンジでは[[向島インターチェンジ|向島IC]]と[[因島北インターチェンジ|因島北IC]]の間にあたる。因島側の橋の袂は「因島大橋記念公園」として整備されている。
 
『[[男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎]]』において工事中の因島大橋がロケ地に使われており、映画のラストシーンに登場す<ref name="ttk" />
 
== 通行料金 ==
{{Main2|[http://www.jb-honshi.co.jp/ryokin/ratelist.html 本四連絡高速道路/通行料金表]}}
 
しまなみ海道は他の[[本州四国連絡道路]]と違い「瀬戸内海横断自転車道」として自転車歩行者道が整備されておりその通行料が発生する。[[サイクリング]]のメッカでありそのため整備が行われており、例えば2010年に自転車・原付と歩行者とに分離するよう自転車の通行区分帯変更が行われたり<ref>{{Cite web|url=http://www.jb-honshi.co.jp/press/100301press-5.html|title=しまなみ海道 因島大橋の自転車歩行者道における自転車の通行帯の変更について|publisher=本四高速|date=2010-03-01|accessdate=2014-07-23}}</ref>、例えば2014年7月から2015年3月末まで「しまなみサイクリングフリー」として他のしまなみ海道筋の橋と同様に自転車歩行者道を無料開放している<ref>{{Cite web|url=http://news.mynavi.jp/news/2014/07/04/359/|title=自転車乗りは急げ! 今だけ「瀬戸内しまなみ海道」を無料でツーリングできる|publisher=マイナビニュース|date=2014-07-04|accessdate=20142016-0705-2329}}</ref>。
<gallery>
Innoshima-bridge-hodou.jpg|緑のカラー舗装が歩行者道。上下線非分離の対面通行
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=== 諸元 ===
* 路線名 : [[国道317号]]バイパス([[西瀬戸自動車道]])
* 橋長 : 1,270[[メートル|m]]<ref name="ph" /><ref name="kawadaronbun03">{{Cite journal|和書 |title =因島大橋補剛桁製作設計| journal =川田技報 | volume =2| pages =34-56| publisher =川田建設| date =1981| url =http://www.kawada.co.jp/technology/gihou/pdf/vol02/02_ronbun03.pdf |format=PDF| accessdate =20142016-0705-2329}}</ref>
* 最大支間長 : 770m<ref name="ph" /><ref name="kawadaronbun03" />
* 幅員 : 車道14m<ref name="ph" />
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=== 特徴 ===
幅約800mの布刈瀬戸と呼ばれるこの海峡は、瀬戸内海における主要航路である[[来島海峡]]の副航路”三原瀬戸航路”を構成しており1日あたり400隻の大型船舶が通行するため、桁下を50mと設定された<ref name="ph" />。これを実現するため長大橋とすることになり、当時国内最大級の吊り橋が架けられることになった<ref name="ph" /><ref name="kawadaronbun03" />。
 
桁はトラス構造の補剛桁でダブルデッキつまり2層式であり、上が車道で下であるトラス内部に幅員4mほどの自転車歩行者道を併設している<ref name="ph" /><ref name="kawadaronbun03" />。この橋は国内の吊り橋において初めて鋼床版を採用したものである<ref name="ph" /><ref name="kawadaronbun03" />。世界で初めて素線数127本の[[ストランド]]が用いられた橋でもある<ref name="ph" />。
 
ここで確立して技術経験が、のちの[[大鳴門橋]]や[[瀬戸大橋]]・[[来島海峡大橋]]・[[明石海峡大橋]]などの吊り橋架橋に活かされることになった<ref name="ph" />。なお完成当時としては日本最長の吊り橋であったが、20142016年現在では国内8位の吊り橋となっている<ref>{{Cite web||url=http://www.jasbc.or.jp/ranking/ranking2.php |title=橋のデータ館 |publisher=日本橋梁建設協会 |accessdate=20142016-0705-2329}}</ref>。
 
== 因島大橋記念公園 ==
因島大橋開通を記念して因島側たもとに当時の[[因島市]]が整備した総合公園。芝生広場をメインにレストハウスやキャンプ場などがある。そばに[[大浜崎灯台]]があり、大浜崎灯台記念館はこの公園内に位置している。またこの公園の西側にしまなみビーチ(大浜海水浴場)や因島アメニティプールがある<ref>{{Cite web||url=http://www.kankou.pref.hiroshima.jp/sys/data?page-id=5332 |title=因島大橋記念公園 |publisher=広島県 |accessdate=2016-05-29}}</ref><ref>{{Cite web||url=http://fukuyamakr.com/tourism/shimanami/innoshima-ohashi.html |title=因島大橋記念公園 |publisher=福山観光旅行 |accessdate=2016-05-29}}</ref>。
* 芝生広場
* キャンプ場
* ちびっこランド
* レストハウス
* [[大浜崎灯台#大浜崎灯台記念館|大浜崎灯台記念館]] - 旧大浜埼船舶通航潮流信号所。近代に造られた木造信号所としては現存唯一のもの。
 
== ギャラリー ==