「報道協定」の版間の差分

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報道協定といえば、上に詳述した誘拐事件に関する警察とマスコミの間で結ばれる協定のことをさすことが多いが、それ以外でも記者クラブにおいて結ばれる報道に関する(主として自粛の)協定全般をこのように呼ぶこともある。
 
代表例として、[[皇太子徳仁親王と小和田雅子の結婚の儀|皇太子徳仁親王と小和田雅子の結婚]]の際、婚約決定・公式発表までの間、[[宮内庁]]から報道各社に対して「統制」がかけられたとされる例がある([[皇太子妃]]報道に関する申し合わせ)。

それまでの[[皇太子徳仁親王]]妃候補報道で、候補女性たちを追い回す迷惑行為が多発し、候補女性が次々に辞退したためで、マスコミメディア側の売り上げにつながるスクープを得たい商業主義や下請け取材者任せの[[モラル]]の欠落がそのような状況を作り、報道機関全体の横並びの姿勢からメディア規制といえる協定を受け入れてしまった。

しかしこの際は記者クラブに縛られない海外メディ[[メリカ合衆国]]の新聞『[[ワシントン・ポスト]]』の[[スクープ]]によって意味を成さなくなった<ref>この節の出典。{{Cite book|和書|last =亀井 |first =淳 |authorlink=亀井淳 (ジャーナリスト) |year = 1993 |month=05 |title =皇太子妃報道の読み方 |publisher =[[岩波書店]] |series =[[岩波ブックレット]] |edition =第1刷 |isbn = 4-00-003240-2|pages =50-56 }}</ref>
 
== 脚注 ==