「ライカ (犬)」の版間の差分

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スプートニク2号は[[大気圏再突入]]が不可能な設計だったため、[[1958年]][[4月14日]]、[[大気圏]]再突入の際に崩壊した。ライカは打ち上げから10日後に薬入りの餌を与えられて安楽死させられた、とされていた。
 
しかし、[[1999年]]の複数の[[ロシア]]政府筋の情報によると、「ライカはキャビンの欠陥による過熱で、打ち上げの4日後に死んでいた」という。さらに[[2002年]]10月、スプートニク2号の計画にかかわったディミトリ・マラシェンコフは、ライカは打ち上げ数時間後に過熱と[[ストレス (生体)|ストレス]]により死んでいた、と論文で発表した。ライカに取り付けられたセンサーは、打ち上げ時に脈拍数が安静時の3倍にまで上昇したことを示した。[[無重力状態]]になった後に脈拍数は減少するも、地上実験時の3倍の時間を要しストレスを受けている兆候が見られた。この間、断熱材の一部損傷のため、船内の気温は摂氏15度から41度に上昇し、飛行開始のおよそ5~75〜7時間後以降、ライカが生きている気配は送られてこなくなったという。結論としては“正確なところはわからない”ということである。
 
[[ファイル:Памятник Лайке на Крите.JPG|モスクワのペトロフスキー公園のライカ犬記念碑|thumb]]打ち上げから40年後、宇宙犬たちが訓練を受けた、モスクワのペトロフスキー公園 ({{lang|ru|[[:ru:Петровский парк (Москва)|Петровский парк]]}}) の南西にある航空宇宙医学研究所にライカの記念碑が建てられた<ref>[http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2305035/2298731 「ライカ犬」搭乗の人工衛星「スプートニク2号」打ち上げから50年(2007年10月31日 AFP)]</ref>。
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# 西側で[[ロシアン・ライカ]]として知られている犬種。
# [[ロシア語版ウィキペディア|ロシア語版]]の[[ウィキペディア]]では{{lang|ru|[[:ru:Лайка|Лайка]]}}は曖昧さ回避となっており、{{lang|ru|[[:ru:Лайки|Лайки]]}}は{{lang|ru|Лайка}}の複数形である。これがロシア語のライカ犬”の事で、英語版記事の犬種の[[:en:Laika (dog breed)#The use of the word in Russia|Laika]]によれば、ロシア語ではライカとは1つの犬種ではなく、また英語で[[ロシアン・ライカ]](Russian Laika) として知られている数種にも限定されず、北部ロシアで飼われている猟犬のすべてを指す。広義ではツンドラ地帯で[[イヌぞり]]に用いられる犬も含む。例えば[[シベリアン・ハスキー]]は[[ヤクート]]・ライカ ({{lang|ru|якутская лайка}})、[[サモエド]]はサモエド・ライカとも呼ばれる。なお{{lang|ru|Лайка}}にはセーム革という意味もあるが、ここでは関係ない。
# [[ソ連の宇宙犬]]で最初に軌道飛行をした犬の名前。