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[[Image:Sonic boom.svg|thumb|right|250px|超音速飛行により発生する衝撃波が、ソニックブームを生む]]
'''ソニックブーム'''
地上で観測される轟音は衝撃波が減衰したものと、地上の物体を衝撃波が広範囲に鳴動させて発生するものが主体で、空中の飛行機内などでは轟くような音にならない(何かがぶつかった様に聞こえる)。
== 概要 ==
超音速で飛行する物体が上空を通過した際に、何かが爆発したような2つの不連続な音として観測される<ref>http://www.youtube.com/watch?v=jqdbCGzmCfg&feature=player_embedded f-18 breaking sound barrier</ref>。2つの音のうち、最初の音は飛行体前方で発生した衝撃波(マッハコーン)によるもので、2つ目の音は物体後方(スペースシャトルの場合は垂直尾翼)で生じた衝撃波で生じる。機体の大きさや質量によって聞こえ方も変わるためこの2つの音を区別するのが難しく1回しか聞こえない場合もあるが、スペースシャトル帰還時に聞こえる音ははっきり2つに別れて聞こえる。このソニックブームを波形にすると、アルファベットの N 字型になるため、N-Wave と呼ばれる。
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[[2013年]]に[[ロシア連邦]]で発生した[[2013年チェリャビンスク州の隕石落下|隕石の落下による災害は]]、隕石の通過と爆発で発生するソニックブームが災害の原因となった。隕石の爆発は、15kmから25kmという高高度で発生した現象である。
「原因不明」とされることもある。地上でソニックブームを聞いてから空を見上げると、聞こえた方向には発生源の戦闘機はすでにいない。戦闘機は超音速で飛んでいるため、ソニックブームが地上に到達するころには戦闘機は発生場所からすでに意外なほど大きく離れている。このため地上の人々は戦闘機に気付かずにソニックブームだけを聞くことになり「原因不明の轟音」とされることもある。▼
▲地上でソニックブームを聞いてから空を見上げると、聞こえた方向には発生源の戦闘機はすでにいない。戦闘機は超音速で飛んでいるため、ソニックブームが地上に到達するころには戦闘機は発生場所からすでに意外なほど大きく離れている。このため地上の人々は戦闘機に気付かずにソニックブームだけを聞くことになり「原因不明の轟音」とされることもある。
== ソニックブームのデータ例 ==
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