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'''ウェールズ大学'''([[英語]]:University of Wales,[[ウェールズ語]]: Prifysgol Cymru))は、かって[[イギリス]]・[[ウェールズ]][[カーディフ]]に本部を置く、1893年に設立され大学で複数の[[大学]]や高等教育機関の集合体(連合大学)であった。1893年に設立されたかってはウェールズで最古で最大の大学であり、イギリスで二番目に大きい大学であった。2007年、構成していたカレッジの多くは独立した大学となり、2000年代後半におけるきた海外の学位授与機関認証と学生ビザに関する不祥事など数々のスキャンダルの結果、2011年10月事実上の廃校となる<ref>[http://www.bbc.com/news/uk-wales-15410424 University of Wales effectively abolished in merger 2011年10月21日 BBC ]</ref><ref>[http://www.telegraph.co.uk/education/educationnews/8843200/University-of-Wales-abolished-after-visa-scandal.html University of Wales abolished after visa scandal The Telegraph 2011年10月22日 ]</ref>。
== 海外での学位授与機関認証における不祥事 ==
その後、2005年にカーディフ大学が独立、2007年にはアベリストウィス大学、 バンガー大学、 スウォンジー大学などの所属大学が相次いで独立し、独自学位の授与を開始したことなどにより、連合大学としてのウェールズ大学の存在意義は徐々に薄れていった。そうした中、同大学の活動の中心はウェールズ地域外(及び海外)の学位授与権を持たない民間教育機関に対する認証(Validation)業務の拡大へと移行していった<ref name=times1>{{cite news |url= http://www.timeshighereducation.co.uk/story.asp?storycode=418612 |title=Boom and bust |publisher=Times Higher Education |date= 5 January 2012}}</ref>。
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== 不祥事後の大学合弁と履修済み学位授与 ==
2011年10月、ウェールズ大学は、ウェールズ大学トリニティ セント・デイヴッド ウェールズ大学<ref>ウェールズ大学 ランピーター校(1971年にウェールズ大学に加入)とトリニティカレッジ(カーマーゼン)が2010年に合併して設立</ref>及びスウォンジーメトロポリタン大学と合併することを決定した。合併後の新大学はウェールズ大学の勅許(1893年)ではなく、トリニティ・セント・ディビッド(旧ウェールズ大学 ランピーター校)の勅許(1828年)<ref>元は、ランピーター校の前身のセント・デイヴィッズ大学の勅許</ref>の下で運営されることになった<ref name=wales1>{{cite news|last=ウェールズ大学サイト|title=A sense of history and a new beginning|url=http://www.wales.ac.uk/en/NewsandEvents/News/Academic/Asenseofhistoryandanewbeginning.aspx|date=21 October 2011}}</ref><ref name=bbc1>{{cite news |url=http://www.bbc.co.uk/news/uk-wales-15410424 |title=University of Wales effectively abolished in merger |publisher=BBC News |date= 21 October 2011}}</ref>。合併によりウェールズ大学の勅許(1893年)は廃止されたが、既に入学している学生に対しては、ウェールズ大学の学位が授与される。
 
ウェールズ大学トリニティ・セント・ディビッドとスウォンジーメトロポリタンの両大学は、2012年10月1日に正式に合併したが、ウェールズ大学が海外の提携教育機関に対して行ってきた認証(Validation)業務の履行上の問題もあり、合併プロセスの終了にはなお時間を要する模様である<ref name=wales2>{{cite news|last=ウェールズ大学サイトMerger Information|title=University of Wales Merger Frequently Asked Questions|url=http://www.wales.ac.uk/Resources/Documents/Merger/UWMerger-FAQs-Oct2012.pdf}}</ref>。
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== 日本での学位授与(2013年を最後に行われていない) ==<!--(QAAの規定等では一定の条件のもとにおいて英語以外の言語で教育を行うことが認められているため、英語以外の言語を教育言語とすることの議論はありますが、学位の信頼性とは関係がないと思われるため修正しました。宜しくお願いします。ただし、認定(accredited)または認証(validation)を受けた各大学および高等教育機関の評価が様々であることは、各教育機関の独立性を考えた時、自明のことなので残しました。)現地の言語で授業が行われていることなどから、学位の信頼性に対する。-->ウェールズ大学での学位授与機関認証の不祥事発覚後、2013年を最後に日本での学位授与プログラムは行われていない。2013年以前は、日本国内では2つのプログラムが認証され、いずれも株式会社によって運営されてきたが、ウェールズ大学から認証され、学位の授与を受ける機関は各々独立的に運営されており、各機関への社会や企業の評価はさまざまである。ウェールズ大学から授与された学位(Master's Degree)は、英国王の勅許(不祥事後2011年に廃止)の下、イングランド、ウェールズおよび北アイルランドにおける高等教育学位(FHEQ)に関する規定、ウェールズにおける単位および学位に関する規定(CQFW)に準拠して授与される英国大学の学位であり、日本の文部科学省令下での[[大学院設置基準]]および学位規則によるものではない。
== 日本での学位授与(2013年を最後に行われていない) ==
[[File:Hirumajyuku.jpg|thumb|200px|英国国立ウェールズ大学大学院環境プログラム事務局(比留間環境教育研究所)]]
<!--(QAAの規定等では一定の条件のもとにおいて英語以外の言語で教育を行うことが認められているため、英語以外の言語を教育言語とすることの議論はありますが、学位の信頼性とは関係がないと思われるため修正しました。宜しくお願いします。ただし、認定(accredited)または認証(validation)を受けた各大学および高等教育機関の評価が様々であることは、各教育機関の独立性を考えた時、自明のことなので残しました。)現地の言語で授業が行われていることなどから、学位の信頼性に対する。-->ウェールズ大学での学位授与機関認証の不祥事発覚後、2013年を最後に日本での学位授与プログラムは行われていない。2013年以前は、日本国内では2つのプログラムが認証され、いずれも株式会社によって運営されてきたが、ウェールズ大学から認証され、学位の授与を受ける機関は各々独立的に運営されており、各機関への社会や企業の評価はさまざまである。ウェールズ大学から授与された学位(Master's Degree)は、英国王の勅許(不祥事後2011年に廃止)の下、イングランド、ウェールズおよび北アイルランドにおける高等教育学位(FHEQ)に関する規定、ウェールズにおける単位および学位に関する規定(CQFW)に準拠して授与される英国大学の学位であり、日本の文部科学省令下での[[大学院設置基準]]および学位規則によるものではない。
 
英国大学の認証(Validation)制度は、学位授与権を持つ大学が、国内外の学位授与権を持たない機関を認証し、修了者に学位を授与する制度で、学位授与権限を持つ大学116校中(2008年現在)、約70大学が同制度の下で他機関の修了者に学位を授与しているとされる。(出典:The Council of Validating Universities<ref>[http://www.cvu.ac.uk/ The Council of Validating Universities]</ref>)